紙袋に入れた現金550万円、家の外に置いて持ち去られる 74歳被害、警察官名乗る男らの指示に従う
20日午前、兵庫県姫路市の無職女性(74)が「警察官を名乗る男らに、現金550万円をだまし取られた」と県警姫路署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べる。 【写真】神社境内に16億円の根抵当権 急死宮司が担保に借金か 同署によると、10月9日、女性宅に「東京中央警察署」組織犯罪対策課の刑事を名乗る男から「あなた名義の携帯電話が暴力団に使われている」などと電話があった。その後、検事を名乗る男から「口座のお金を調べる。引き出したお金を紙袋に入れて、家の外に置いて」と連絡があった。 同25日午前10時ごろ、女性が現金の入った紙袋を自宅ガレージ横に置いたところ、約10分後には持ち去られていたという。 女性は男らから「暴力団絡みの事件なので誰にも言わないで」「11月16日までに返金する」などと言われていたが、返金がなかったため家族に相談。被害に気付き同署に届け出た。