427万円の価格で200台限定の抽選販売!『スカイラインGTSオーテックバージョン』を新車で購入してから35年間貫くクルマ愛
新車で購入し、35年間愛し続けた『スカイラインGTSオーテックバージョン』
今回撮影させていただいた『スカイラインGTSオーテックバージョン』は、かなりオリジナリティが保たれている車両だ。新車で購入して以来35年間、昭和、平成、令和と乗りつづけてきたオーナーの南十字星さんは「発売当時は改造に対する規制が厳しく、エンジンやサスペンションに手を加えて新車でナンバー登録するのが容易ではない時代で、このクルマは限定200台の抽選でしたが運よく手に入れることができました」と当時を振り返る。 「購入後はその走りに惚れ込み、少し前までは現役でサーキット走行していましたのでR31 HOUSE車高調サスキットを組み、ハブを4穴から5穴化(Z31用を流用)してGT-R(R32)のVスペック用BBSホイールとブレンボブレーキキャリパーをシャンパンゴールドに塗装して、装着しました」 「当時のオリジナルを出来るだけ維持しようと努めていますが手に入らない部品が増えてきましたので、アフターパーツに交換せざるを得ない状況です。 それでもなるべくオリジナルのオーテックジャパンのイメージを崩さないようにしたいと心がけながら維持しています。 友人たちには「R31でスポーツ走行をしたら、もったいない」と言われて、今は他にサーキット用のクルマも所有していますが、長年連れ添ったこのR31の走りが一番しっくりくるんです。まだまだ元気に走りますよ」ととても嬉しそうに語ってくれた。 35年以上愛され続け、まだこれからも乗り続けたいと思わせてくれるなんて、本当に素晴らしいことだ。 まるで家族の一員とも言えるような存在となる『スカイラインGTSオーテックバージョン』なら、当時としては高額だった車両価格427万円を遥かに上回る『所有する喜び』や『価値ある時間』をオーナーは過ごすことが出来ることを今回再確認した。サブスクや生産効率ばかりが優先された新車が多い現代こそ、オーテックジャパンが提供してきた『走りへのこだわり』を詰め込んだ『永く愛されるクルマ』達が光り輝いて見える。
出来利弘
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