427万円の価格で200台限定の抽選販売!『スカイラインGTSオーテックバージョン』を新車で購入してから35年間貫くクルマ愛
こだわりの専用ボディカラーのみの設定と豪華装備の数々
エクステリアは専用色グレイッシュブラウンメタリックのみ。決して派手ではないが、大人の落ち着いた雰囲気のボディカラーで高級感がある。 ブラックアウトされたウインドウモール類、ボディを一周するプロテクターとの相性も良い。 インテリアはグレーのみ。 『GTS-R』同様にイタルボランテ製本革巻ステアリングホイール&本革巻シフトノブの採用、オートエアコン標準装備、アルパイン製高級オーディオ(当時の価格で30万円!)をオプション設定で用意するなど特別感、所有する満足感の方を重視していることが理解できる。 安全装備に関しても4WAS(4輪アンチスキッドブレーキシステム=ABS)、停止表示板組込みトランクリッド、ハイマウントストップランプ付き専用リヤスポイラーをいち早く標準採用するなど、随所に強いこだわりが感じられる。 伊藤修令氏の『GTS-R』からは荒々しさとレースへの『熱い情熱』が伝わってくるが、桜井眞一郎氏の『GTSオーテックバージョン』からは『洗練された走りと味わい深さ』といったようなものが伝わってくる。 スポーツカーを卒業した『大人のためのスポーツクーペ』は、エンジンやシャシーがそれぞれ個性を主張するのではなく「乗ってみるとなんかこのクルマはいいね!」と言いたくなるような走りだ。数々のレース経験から得たノウハウと『スカイラインとはどんなクルマなのか』を知り尽くした桜井氏の『哲学』が感じられる。 『スカイラインGTSオーテックバージョン(R31)』から始まった渋いゴールド系ボディカラーは次の『スカイライン2.6オーテックバージョン(R32)』や日産のカタログモデルであるスカイラインGT-R(R34)Mスペック、日産GT-R(R35)Tスペックへと少しずつ色味を変えながら継承されているようだ。 筆者は日産GT-R(R35)Tスペックも試乗する機会があったがサーキットやラップタイムの追求ではなく、あくまでメインステージはストリートのサスペンションセッティングや快適装備を備えている点などボディカラーだけではなく、『スカイラインGTSオーテックバージョン(R31)』と共通点が感じられた。
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