“異例ずくめ”総裁選で新ルール「スマホ禁止」電話かけ注意受ける議員も…「決選投票前のスピーチ」も投票先は”事前すり合わせ”か
上位2候補の”異例”スピーチも
注目を集めた1回目の投票結果は、1位は地方票トップの高市氏で、2位が石破氏だった。 総裁選に初挑戦した小泉氏は3位で、決選投票に進むことはできなかった。 その目には、涙が光っているように見える。 そして、決選投票直前にも新たなルールが作られ、上位2候補がスピーチをして支持を訴えた。 実は自民党の総裁選では、これも異例だ。 石破茂氏(決選投票前): もう一度、一人一人に笑顔が戻ってくる、そういう日本を必ずつくってまいります。 高市早苗氏(決選投票前): いろんなものから命を守れる日本列島を一緒につくって、次の世代に受け渡していこうじゃないですか。
決勝投票は事前にすり合わせか
1回目の投票で敗れた陣営は、決選で誰に投票するのか。 この段階では、スマホを使う議員は映像を見るかぎり、いなかった。 その一方で、投票に向かう岸田首相が若手議員に、笑顔で声をかける場面もあった。 党内唯一の派閥・麻生派の麻生副総裁は、険しい表情で投票したあと、なぜかニコリ。 さらに席に戻ると、隣の岸田首相と笑顔で話し込む様子もあった。 投票先のすり合わせはあったのだろうか。 現場で取材していた記者に話を聞いた。 総裁選を現場で取材したフジテレビ政治部・阿部桃子記者:ジェスチャーやスマートフォンを使って意思疎通している様子は見られなかった。取材をしていても、昨夜からけさにかけて旧派閥を中心に、“この場合はこの人に投票しよう”と事前にすり合わせていたようでした。 自民党トップとなった石破氏。 第102代の首相として、石破政権誕生へと動き出す。 (「イット!」9月27日放送より)
イット!