見逃した人向けのApple『WWDC』発表内容まとめ AI機能搭載など盛りだくさんの内容に
MacからiPhoneの操作が可能に
Mac向けの次期OSこと「macOS Sequoia」では、iPhoneをワイヤレスでミラーリングすることで、Macの画面からiPhoneの操作が可能に。また、ウィンドウを四隅に寄せるとタイル表示で自動的に整列してくれる機能も追加された。 Apple Watch向けの「watchOS 11」では、新たなバイタルアプリにより、健康に関する主要な指標と状況にアクセスしやすくなった。また翻訳アプリがApple Watchに登場し、20の言語を翻訳することができる。 『Apple Vision Pro』向けの「visionOS 2」では、「Mac仮想ディスプレイ」の解像度やサイズ、仮想モニター機能が強化された。さらに、6月28日からは日本でもApple Vision Proが発売される。価格は59万9,800円からで、14日午前10時より予約販売を開始する。 Apple TV向けの「tvOS 18」では、「Apple TV+」の情報をリアルタイムで表示する「InSight」が登場。さらに人物の対話の音量が強調され、最適なタイミングで字幕が自動表示される。 AirPodsはソフトウェアアップデートにより、Siriを利用し首を縦にふることで「はい」、横に振ることで「いいえ」の返答が可能になった。また、「声を分離」により通話時のノイズが低減され、通信レイテンシの低減や空間オーディオの強化もおこなわれている。 iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaは今年の秋に提供され、Apple Intelligenceはベータ版としてまず英語(米国)にて利用可能になる。追加言語は来年中に公開される予定だ。利用には『iPhone 15 Pro』『iPhone 15 Pro Max』、M1以降を搭載したiPad/Macが必要などハードルは高いが、Appleが初めて提供する本格的なAI機能だけに、期待が集まる。今後我々の生活がどのように変化するか、注視していきたい。
塚本直樹