『日本一短い私鉄』片道わずか8分間、5駅を行ったり来たり...通学で使う高校生「第二の実家のような安心感があります」 鉄道ファンやYouTuberらも乗車した“ある1日”
車内には小学生の姿も 兄弟で始業式が行われる学校へ
午前7時13分、お母さんに連れられて駅にやってきたのは小学生の兄弟。学校のある2駅先の紀伊御坊まで向かうようです。 (取材班)「お兄ちゃん寝ぐせすごいね」 (兄)「起きたばっかやもん」 (取材班)「いま何年生?」 (兄)「小学4年生です」 (弟)「小学3年生です」 小学校もこの日が始業式。久しぶりの学校に… (兄)「しんどいかも…」 (弟)「ちょっとしんどいかもしれんけど、みんなと会えるのはうれしいです。鬼ごっことかいろんなことがしたい」 兄弟そろって列車での通学、本当にえらいね。 そして、徐々に乗客も増えはじめてきました。 (乗客)「ランニングマシンやプールがあるところへ毎日行っている」 (乗客)「お稽古事で。車に乗れないもんですから愛用しています」 午前8時、続々と列車に乗客が入っていきます。その大半の行き先が1駅先の学門駅。目の前に高校があるため、多くの生徒が利用していました。
アメリカからやってきた鉄道系YouTuber『短い!びっくりした』
午前11時35分、和歌山へ観光にやってきたというアメリカ出身の男性に西御坊駅で出会いました。その目的は… (男性)「この電鉄、鉄道に乗りたい」 (記者)「動画を撮っていましたけど?」 (男性)「YouTubeビデオを撮りました」 実は世界各地の列車をめぐっているYouTuberで、紀州鉄道に乗ること自体が彼の旅の目的。乗ってみた感想は? (男性)「短い!8分間と知っていた。でも乗ったらびっくりした。でもすごくかわいい、楽しかった」 この列車を目当てにやってきた人はほかにもいます。 (東京から観光に来た鉄道ファン)「一応、JRは全部乗ったことがありまして。(Q全部?)はい。私鉄は若干残りがあるという感じで」 これまでに5000駅以上を訪れたという筋金入りの鉄道ファンで、はるばる東京から紀州鉄道に乗るためにやってきたんだそう。実は列車以外にも目的があり、この男性が向かったのは鉄道の廃線跡でした。 (東京から観光に来た鉄道ファン)「何十年か前に廃止になった区間で、その跡をちょっと見てみたいと思って」 実は元々、西御坊駅の先には日高川という駅がありましたが、利用客の減少で平成元年(1989年)で廃止。そこまで伸びていた線路がいまだ残っていて、鉄道ファンの中ではこうした廃線跡を巡る人が多いんだとか。 (東京から観光に来た鉄道ファン)「廃線跡も鉄道趣味の1つの分野というか。いいですね、こういう線路が残っていて」
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