辻陽太がフィンレーとの王座戦へ決意表明「このベルトの未来を描きたい」5日のペリー戦は“オカダ・カズチカからの刺客”と位置づけ
「(フィンレーとは)素晴らしいレスラーだからこそ、正々堂々と勝負したい」
辻陽太が新日本プロレスの未来を背負い、2025年1月4日の東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 19」でIWGP GLOBALヘビー級王座に挑む。この試合で辻は、王者デビッド・フィンレーとの激突を通じて新世代の象徴としての責任を果たす決意を語った。 【動画】2024年のプロレス大賞『ベストバウト』に輝いた辻陽太vs後藤洋央紀(NEW JAPAN CUP 2024決勝戦) さらに翌日にはAEWのジャック・ペリーとの一騎打ちが控え、「オカダ・カズチカからの刺客」と位置づけるペリーとの試合が、新日本プロレスの未来に重要な意味を持つと語った辻。王座戦への挑戦と、AEW勢との闘いを通じて、団体の誇りを懸けた戦いが始まる。 また昨年のベストバウトを獲得した辻は、キャリアにおける新たな挑戦として、この試合への熱い意気込みを語った。 ■IWGP GLOBALヘビー級王座戦に懸ける思い 「東京ドームでシングルのタイトルに挑戦できることは、新日本プロレスのみならず、プロレスラーとして大変名誉なことです。この舞台でしっかり結果を残し、次のステップへと繋げたいと思っています」と辻は語る。 今回の試合はセミファイナル直前の重要な一戦として位置づけられているが、辻は「GLOBALのタイトルがセミではなくセミ前になったことに正直な思いがあります。この位置づけがIWGP GLOBALヘビー級の現状を表しているのでしょう」と現行体制への疑問も口にした。 ■デビッド・フィンレーの実力を評価 辻は対戦相手であるデビッド・フィンレーを「妥協のないプロレスを見せる素晴らしいレスラー」と高く評価する。 「彼は長いキャリアを積み、プロレスに対して情け容赦のないスタイルを貫いています。実力やキャリアでは彼の方が上かもしれませんが、その分、挑戦しがいがある相手です」と辻。フィンレーがBULLET CLUBのリーダーとしての地位を確立し、IWGP GLOBALヘビー級王座を5度防衛してきた実績についても「大いにリスペクトしています」と語った。 一方で、フィンレーの試合運びに対しては批判も。「フィンレーは最後の最後で反則をする。それが彼のやり方かもしれませんが、リーダー(BULLET CLUB)としての器が問われる部分ではないでしょうか」と指摘。辻は「素晴らしいレスラーだからこそ、正々堂々と勝負したい」と思いを述べた。 ■IWGP GLOBALヘビー級王座に込める未来像 IWGP GLOBALヘビー級王座について、「正直まだ思い入れは少ない」と率直に語る辻。「このベルトは設立から1年も経っていないので歴史が浅い。でも、自分がこのベルトを獲得した時には、思い入れを持てるベルトにしたい。自分の色をつけることがベルトの価値を高めることだと思う」と意気込む。 さらに、辻はIWGP GLOBALの意味にも疑問を投げかける。「ワールドとグローバル、何が違うのかはっきりしない。だからこそ、ベルトの意味を明確にしていきたいと思います」。その上で、「このベルトを通じて新日本プロレスに対してやりたいことを実現していきたい」と抱負を語った。 ■勝利への決意 辻にとって、今回の挑戦は未来への大きな一歩だ。「まずは目の前のフィンレーを倒すことが最優先。その上で、このベルトの価値を自分なりに作り上げ、新日本プロレスの新たな歴史を築きたい」と決意を語る。 IWGP GLOBALヘビー級王座戦での勝利を目指す辻陽太。その闘志と未来へのビジョンは、1月4日の東京ドームでどのように花開くのか。 1月4日の東京ドーム大会では、辻陽太がデビッド・フィンレーと対戦。勝者が翌日のIWGP GLOBALヘビー級選手権試合に出場する権利を得る。この大一番に挑む辻は「将来のことは深く考えていないが、今の闘いが将来の価値につながる」と力強く語った。
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