オーストリアからきた「外国人」が口にして、「オーマイガー」と仰天した「日本の食べ物」
どんな街が魅力的?
話題は好きな日本食について。カトリーナさんはとにかくラーメンに目がないようで、今回も日本に着いてすぐにラーメン店へ向かったそうだ。「フランスではあの味は食べられない」とクリストフさんも頷く。フランスにも日本食のレストランは多数あるが、値段が高いのがネックのようだ。「日本で食べる日本食は安くてうまいが基本だけど、フランスは高額を出さなければうまい日本食を食べることができない」と話す。海外で日本食が高いというのはどこも共通の悩みだ。 ラーメン好きのカトリーナさんに対し、クリストフさんはカラオケの虜になったという。カラオケ後は2日ほど声が出なくなったそうだ。そして、お寺めぐりもこの旅のいい思い出だと話してくれた。着物を着て散策する人もいたようで、「きれいすぎてびっくりした。歴史が深いっていいよね。日本の歴史や文化を感じることがすごく楽しい。実際に自分の目で見ることができて本当に嬉しく思う」と振り返った。 カトリーナさんは、「日本は私にとって第二の故郷」だという。この旅は1週間で終わるということで名残惜しそうにしていたが、「ウィーンは世界で1番住みやすいらしいから、日本の基準に慣れている人もウィーンなら住めるかも。ウィーンは日本のようにきれいで治安もいい」と、今住んでいるウィーンの魅力も語ってくれた。日本の基準に一度慣れてしまうと、外国に住むのが難しくなるというカトリーナさんは、「パリには絶対住みたくない」と辛口だ。「パリ症候群って知ってる?」といって教えてくれたのは、パリへの憧れが強すぎて、期待値がマックスの状態でパリへ行くと、想像と違いすぎて失望してしまうことだ。日本人にもよくわかる感覚かもしれない。 これを聞いていたパリ在住のクリストフさんも黙ってはいられない。「そうはいっても、パリは美しい街だと思う。歴史も深いし、建物とかすごくきれい。僕はパリが大好きだよ」と、歴史や文化を愛する人らしい言葉だ。「よそ者はケチをつけたがるけど、僕はパリの魅力を認めてる」としっかりフォローする。しかし、カトリーナさんは「でも、日本の治安のよさを考えてみて。日本だったら朝4時でも平気で歩いて朝帰りできる。パリで夜道を女の子1人で歩くなんて絶対だめでしょ」と手厳しい。「いい街」の条件も人の価値観によってさまざまだ。 さらに連載記事<カナダ人が「日本のトンカツ」を食べて唖然…震えるほど感動して発した一言>もぜひご覧ください。
フリート編集部