古着の革ジャン、80'sラルフのジャケットetc.業界人がリアルに愛用する“ガチアウター”を調査!
リブまで赤という珍しいカラーリングにひとめ惚れし、地元の福岡の古着店で購入したそう。
「ベージュの水牛ボタンがさりげないアクセントになっていて、裏地のタータンチェックも目立ちすぎない配色なのが気に入っています。 コートに使うような肉厚なメルトンウールの生地は、暖かさも申し分ありません。行く先々で『いい色だね』と褒められる、お気に入りの一着です」。
ラルフの赤ジャケットは、着こなしにおいても主役となる。 ハイゲージのグレーのニットの上から、ラルフのジャケットを大胆に羽織ったコーディネイト。裏地のチェックも装いのアクセントに一役買っている。 バギーデニムに合わせたのはティンバーランドのレザーシューズ。アウターの存在感が際立つ、大人のアメカジコーデだ。
③ ギミックの効いた「アンライクリー」のタンカースジャケット 推薦人:ビームス プレス 岡村拓哉さん
ビームス PRの岡村さんが今冬よく着ているのは「アンライクリー」のリバーシブルブルゾン。アメリカ軍で使用された戦闘服“タンカース ジャケット”がモチーフで、後期側のデザインを表面に、初期型のデザインを裏面に施した遊びの効いた一着だ。 「武骨で男らしさ溢れる、ミリタリーのアイテムがもともと好きなんです。アンライクリーのこのジャケットは、丈感も短くアレンジされていて、レイヤードも楽しめるのがお気に入りです」。
アンライクリーを手掛けた中田慎介さんは、岡村さんにとって職場の大先輩。熱意ある服作りを間近で見ていてすごく勉強になったという。
「ちょうど軍もののアウターを探していたときに、中田さんから直接このアイテムの話を聞けたんです。例えば、片面がキルティング仕様になっているのも、イエローキャブの運転手が着用していた民間用タンカースがアイデアだと教えてもらいました。そんなこだわりを知り、さらにアイテムが魅力的に思えて、即買いしましたね」。
岡村さんがこのジャケットを着るときには、ボトムスにユーズド加工の入ったデニムや、ベージュのチノパンを合わせることが多いとか。 「シンプルに、トラッドなアイテムを合わせるのが好きです。インナーにはニットやスウェットを着たり、レイヤードを楽しみたいときは長丈のシェルやテーラードジャケットなども着たりします」。 ◇ 愛着のあるアウターを軸に装いを考えるのは楽しい。デニムとヴァンズでシンプルに合わせたり、レイヤードを楽しんだり。今回の3人のように、思い思いコーディネイトを組んでみよう。
OCEANS編集部