新生活を元気に過ごす秘訣 冬に溜まった老廃物を排出する 春のデトックス薬膳レシピ
◆鶏肉ごぼうそば
ごぼうは便通を整えたり、熱のある皮膚の吹き出物や腫れ物にも効果があるデトックス食材で、苦味の効能もあります。しっかり煮込んで柔らかく仕上げることで、消化も良くなりますので、今のシーズンは、スープとして食べるのがおすすめです。ごぼうは日本ではメジャーな食材ですが、実は海外ではほとんど食べる国はありません。 4~5月は、掘り立ての柔らかい新ごぼうが味わえるシーズンです。春の香りを楽しむメニューとして楽しんでもいいでしょう。注意点としては、体の余分な熱を冷ます効果が高いので、冷え性の方は多食しないようにしましょう。 ●材料(4人前) ・そば:4人前 ・鶏ささみ肉:2本 ・ごぼう:1本 ・しめじ:1株 ・青ネギ:2本ほど ・めんつゆ:大さじ2 ・醤油:小さじ1 ●作り方 (1)しめじは固い部分を切り落とし、縦に手でさきます。青ネギは斜めに切ります。 (2)ごぼうはよく洗ってから、笹がきにします。15分ほど水にさらしてアク抜きをします。 (3)鍋に湯を沸かし、沸騰したら鶏ささみ肉を入れます。弱火で10分ほど加熱し、中心まで火が入ったら火を止めます。 ※茹で汁はスープを作るときに使用するので、捨てないようにしましょう。 (4)(3)の鶏肉が触れるほどの温度になったら、細かく手でさきます。 (5)(3)の茹で汁、めんつゆ、醤油、しめじ、ごぼうを入れて加熱します。 ※水分が足らなくなったら、途中で足しながら煮込みましょう。 (6)ごぼうが柔らかくなったら、(4)の鶏肉を入れます。 (7)仕上げに青ネギを散らして、軽く火を通します。 (8)蕎麦を茹でて水切りし、器に盛りつけます。 (9)(7)にスープを盛り付けて完成です。
◆たけのこのバター醤油焼き
たけのこは春が旬の食材です。春には皮付きのたけのこが、スーパーの野菜売り場に並ぶのを目にする機会もあるでしょう。デトックスは「新芽」のパワーを活用するのもおすすめ。たけのこ以外にも、こごみやたらの芽、ふきのとうなどの山菜類、菜の花、春キャベツ、春人参など新芽を利用した食材も取り入れてみましょう。 たけのこはえぐみがあるので、弱火でじっくり焼くことが美味しく仕上げるポイントです。皮付きのたけのこを使用するときには、米ヌカを使って茹でてアク抜きをした後に焼きましょう。今回はフライパンで調理しましたが、炭焼きやオーブン焼きでも作ることができますよ。 ●材料(2人前) ・たけのこ:1本 ・バター:10g ・醤油:小さじ2 ・鰹節:5g ●作り方 (1)たけのこは、半分に割って中に白いアクが入っている場合は洗い流します。 (2)食べやすい大きさに縦に切ります。 (3)フライパンにバター、たけのこを入れて加熱します。 (4)焼き色がついたら裏返して、弱火でじっくり焼きます。 (5)鰹節を全体に絡めて、器に盛りつけたら完成です。