秋田・大曲の花火、大輪が夜空に 次々と1万8000発
全国の花火師が日本一の技を競う第96回全国花火競技大会(通称・大曲の花火)が31日、秋田県大仙市で開かれた。約1万8千発が次々に打ち上げられ、夜空に色鮮やかな大輪の花が咲き乱れると、河川敷に設けられた約10万人分の観客席から大きな歓声が上がった。 初めて訪れたという宮城県名取市の自営業大友敏子さん(57)は「一つ一つの花火から、花火師の思いが伝わってきた。迫力があり感動した」と話した。 大会には12都県から28の花火業者が参加。最も優秀な業者には内閣総理大臣賞が贈られる。 大仙市によると、大会は明治時代に始まったとされる。約100年の歴史を持ち、日本三大花火大会の一つにも数えられる。