「大量の写真を整理したい!」いつ手をつける?どこから始める?整理収納アドバイザーの提案
最近の写真はほぼデータという人も、昔に撮った紙焼き写真(プリントした写真)が大量にあったりしませんか?古い写真は、アルバムになっていたり、袋や小箱にボンボンと入れたままになっていたり。写真整理は気になりつつも、たくさんありすぎて、整理するのも億劫に…。大量の写真整理、どこから手をつけたらいいんだろうという方へ、ムリなくできる写真整理を紹介します。 〈写真で詳しいやり方を見る〉大量写真でも、ストレスなく捨てる方法 ■写真は、頑張って手放さなくていい 思い出の写真を眺めると「元気になる」「笑ちゃう」「癒される」「懐かしい」など幸せな気持ちになりますよね。大事な思い出の品は、頑張って手放さなくていい。「迷ったら残す」でいいのです。時間が経って見直した時に、ストレスなく手放せるようになることもありますから。 ■写真整理は思い出を大切にする良い機会 とはいえ、そんな大切な写真たちが、整理されることもなく、見返されることもなかった現状。ため込んでいる人ほど「減らさなければ」と考えてしまいがち。もちろん、量が多すぎると、管理の手間も場所もとります。すぐに減らせる分は手放してOK。ただし、ムリなく、少しずつ。思い出を大切にするいい機会と思って、向き合ってみてください。 ■大量写真でも、ストレスなく捨てる方法 ■■①グループに分けて選考会 集めた写真の選考会は、グループごとに。分け方に正解はありませんが、年代(幼少期、小学生、中学生、高校生、社会人など)、イベント(学校行事、旅先、友人結婚式など)。たとえば「中学」時代は、さらに行事ごとに分けてもいい。大雑把な私は、学校行事で分けてはいません。中学時代の写真がざっくり入っているだけ。見返す時に自分がわかる(楽しめる)分け方でOKです。お子さんがいて、大人になった時に写真を渡してあげたい場合は、人で分けてから年代やイベントで分けるのもいいですね。 ■■②写真を選ぶ基準は【自分の心がプラスに動くかどうか】 写真を残す基準は、人によってちがっていいのですが、最初の頃や迷った時は【自分の心がプラスに動くかどうか】で決めてみるのはいかがでしょうか。1回で絞り切ろうとせずに、何度も見直すぐらいの気持ちで。手放すのが不安なら、データ化するのもありです。 友人たちとの楽しそうな写真も、気づけばもう長年会っていない人ばかり。仕方のないことと思っても、寂しい気持ちもよぎります。残すか、手放すか。私の場合は、仲良くしてくれたこと、楽しい時間に感謝して、手放した写真もありました。 ■■③みんなで選んでもいい 家族や仲間が写っている写真は、人が集まった時に一緒に眺めてわいわいと選ぶのもありです。忘れていた面白エピソードが出てくるかも。記憶が蘇り、大切な1枚となるかもしれません。ただし、あくまでも自分のための写真選び。決断は自分でします。「私」が残したいから残す!です。 ■あなたにとって、写真はどんな存在ですか? 参考までに、私の紙焼き写真とアルバムがこちらです。写真手前の、カゴに入っている写真で、そのうちベストアルバムを作ろうと思ってます。くどいかもしれませんが、この量を目指しましょう、ではありません。少なければいい、わけではありません。幸せを感じる量を、見つけてくださいね。 母が作ってくれたアルバムは、重たくて嵩張る昔ながら(言い方)。母の手書きコメントが好きで、そのまま持っています。他アルバムは、写真を選抜してから処分しました。文集も入った卒業アルバムは、残したくなりがち。でいうと、中高の卒業アルバムは、文集がなく、私にとっては魅力が少なめです。この先、手放すときが来るかもしれません。 写真データの活用例。紙焼き写真もデータ化すればこのようにまとめられます。思い出をひと目で楽しむことができるのが気に入ってます。親と一緒の旅行後、1枚これをプレゼントしたら喜ばれました。旅を何度も味わえてお得です。 ■まずするべきは、写真整理じゃないかも?! 写真整理をしたいと思った時が、整理するベストタイミング。 ただ、思い出を整理をする前に、家の中で片付けるべき場所は、他にありませんか?暮らしやすさアップに直結したり、整理の効果を実感しやすい場所があるはずでは?【どんな暮らしがしたいか】【どうなれば今より快適か】を考えて、優先したい場所から片付けはじめることをおすすめします。残す・手放すの練習をした上で、思い出の品と向き合う方がラクですよ。 ライター/黒山みちよ(整理収納アドバイザー)
黒山みちよ