（左から）穂高重親役・小林薫、佐田寅子役・伊藤沙莉　写真◎NHK

伊藤沙莉主演のNHK連続テレビ小説『虎に翼』（総合・月曜～土曜8時ほか）の第38回が22日（水）に放送された。 【写真】無理をしすぎて倒れた寅子、ほか『虎に翼』第38回場面カット【5点】 第38回では、寅子（伊藤沙莉）の兄・直道（上川周作）に召集令状が届き出征が決まる。花江（森田望智）は精一杯の笑顔で送り出そうとするも「絶対帰ってきてね」と涙を溜める。だが、自分の言ったことは”当たらない”と分かっている直道は、何も言わず、小さくうなずくだけだった。 兄を送り出した寅子は、久保田（小林涼子）から引き継いだ雑誌連載に、明律大学での講演にと大忙し。寝不足が続き、ついに講演会当日に倒れてしまう。日々の忙しさに加え「もう私しかいない」と孤独を感じていた寅子は、穂高（小林薫）に相談を持ち掛ける。 しかし、穂高は寅子が求めていた言葉を掛けてはくれなかった。「子を産み、よき母になることが第一の務め」「君の次の世代が活躍してくれる」…寅子に弁護士としての道を「諦めろ」と言っているようなものだ。語り・尾野真千子の「なんじゃそりゃ」の一言に、寅子の無念が詰まっていた。 この展開にSNSでは「何じゃそりゃに全てが詰まってた 怒りも悲しみも悔しさも全部」「今日も15分とは思えぬ、怒涛のドラマだった。濃い…濃すぎる…」「穂高先生はお腹の子のことを一番に考えてくれたんだと思う。でも寅子は違う。そのすれ違いが切ない」「今日も今日とて地獄だったなあ。穂高先生があんな風に言うなんて」などの声が寄せられていた。 明日、第39回では穂高が寅子の職場に謝罪にやって来る。穂高の口からどんな言葉が語られるのか、寅子の心のモヤが晴れることを期待したい。