実はインテリアの超重要アイテム!デザイン壁掛け時計5選【深澤直人さん、倉俣史郎など】
美しいインテリアづくりにおいて見落としがちなキーワードの1つが、「目線の高さ」の充実です。空間を大きく占めるアイテムといえばソファやテーブル、チェアなどになりますが、これらはどれも床に置くもの。しかし実は、日常生活のなかで人の意識や視界が向くのは、それよりも上にあるものなのです。 【写真集】著名デザイナーが手掛けたおしゃれな壁掛け時計 パッと人の目に留まりやすい位置にくるアイテムでもあり、生活の必需品でもあるのが掛け時計。そのクオリティは暮らしの風景を左右するといっても過言ではありません。だからこそ、デザイン性の高さは必須。そこで今回は、プロダクトとしての美しさに定評のある、著名デザイナーが手掛けた時計を厳選しました。 一見シンプルでも考え抜かれた完成度が光るものから、遊び心のなかにも普遍性を感じさせるものまで、世界的クリエイターによる洗練された名作を、毎日眺める喜びを手に入れませんか?
倉俣史郎「ウォールクロック 風船」スパイラル
倉俣史郎が1981年に六本木のAXISビル内にオープンしたデザインショップ、SPIRALのためにデザイン。ブロー成型で膨らませた透明アクリルのなかにアルミニウムの文字盤を閉じ込めており、その姿のとおり「風船」という名称で親しまれています。12時の位置に配された真っ赤な点と、同色の秒針がヴィヴィッド。下に印刷されたSPIRALのロゴは著名グラフィックデザイナー田中一光によるものです。
深澤直人「テンポ」マジス
丸い枠とインデックス、針が立体的に浮き出たデザインが印象的な、深澤直人が2011年にデザインしたウォールクロック。ABS樹脂製のため非常に軽く、簡単に取り付けられます。写真の黒やグレーのほかに、オレンジもあり、マジスらしいポップで明るいカラーリングも魅力。書斎や子供部屋など、さまざまな空間にうまくなじんでくれそうです。
ミケーレ・デ・ルッキ「ラジアンテ」アレッシィ
イタリア語で「輝く」という意味をもつウォールクロックをデザインしたのは、イタリアを代表する建築家でプロダクトデザイナーのミケーレ・デ・ルッキ。経年変化する自然素材として選ばれた竹の札を放射状に配した文字盤には、アルミ製のオレンジの針が組み合わせられています。実用性とアート性が共存した個性的なデザインが、インテリアのなかでほどよく主張を放ちます。