東洋大姫路が17年ぶり近畿王者 智弁和歌山を降す 秋季高校野球
高校野球の秋季近畿大会は4日、ほっともっとフィールド神戸で決勝があり、東洋大姫路(兵庫1位)が智弁和歌山(和歌山1位)を5―1で降し、17年ぶり4回目の優勝を果たした。 【熱戦を写真で】智弁和歌山vs東洋大姫路 高校野球秋季近畿大会決勝 東洋大姫路は東京・神宮球場で行われる明治神宮大会に出場し、開幕する20日の1回戦で東北地区代表の聖光学院(福島)と対戦する。 秋季大会の結果は、来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。近畿地区の一般選考枠は6。【長宗拓弥】 ◇東洋大姫路・岡田龍生監督 <近畿大会で頂点に立った> このユニホームでもう一回、甲子園に帰れるかなと思っていて、それが心配だったのですが、選手たちがここまで頑張ってくれるとは思っていなかったです。 <打線が活発で成長を印象づけた> (県大会の打線は)ひどかったので、どうなっているんかなと思っていた。近畿大会から打ち出しましたね。ちゃんとした(狙い)球を打っている。(三回に)4点を取った時は相手にチャンスをもらいましたけど、きっちり点につなげることができた。直後に1点を返されたが、すぐにセーフティースクイズで取り返したのも大きかった。成功体験になって学習していかないといけない。この秋は1回勝って1週間を過ごし、次戦に備える。この1週間がすごい大事。勝っていくと1週間でぐっと伸びていくので。 <履正社の監督時代と比べて喜びに違いは> また全然違いますね。母校だし。先輩でもあるし。履正社の監督の時も先輩として母校を見てきたので。また、このユニホームを着るなんて夢にも思っていなかった。僕らの現役の時はセンバツでベスト4だったし、先輩は全国制覇。せっかく着るからには、何とか強い東洋大姫路をと思ってきました。 <神宮大会へ向けて> 選手らには「東京に行くのもいいよ」って伝えたんです。大学野球の聖地と呼ばれる神宮球場で野球ができる。「こんな場所で野球がやりたい」と必ず思うでしょう。将来に向けた良い経験になる。(履正社時代の教え子で今は三菱重工Westで活躍し、今年ドラフト会議でDeNAから1位指名を受けた)竹田祐も(明治神宮大会を)優勝して明治大へ進学したしね。試合前はどっちが東京へ行きたい気持ちが強いかやでと伝えていました。