トキエア、1月10日まで全便欠航 保有旅客機2機がいずれも損傷
新潟空港を拠点にする格安航空会社(LCC)「トキエア」(本社・新潟市)は7日、同日から10日までの4日間、全便を欠航すると発表した。同社は旅客機2機を保有して3路線に就航しているが、いずれも機体の一部が損傷し、運航できなくなった。整備の進み具合によっては、全便欠航の期間が延びる可能性もあるとしている。 【写真】歓迎の放水を受けながら、仙台空港から新潟空港に到着したトキエアの初便 同社は、欧州の航空機メーカーATR社の72人乗り双発ターボプロップ機「ATR72-600」を2機保有。新潟-札幌(丘珠)、仙台、名古屋(中部国際)の3路線に乗り入れている。 このうち1機は昨年12月15日、被雷によって機体の一部を損傷。現在、点検・整備を進めている。残る1機も今月6日、主翼の氷を取り除くための除氷装置が損傷し、海外から部品を取り寄せて交換しなくてはいけなくなった。 昨年12月20日以降、一部の便を運休にして対応してきた。しかし、2機とも損傷し、全便を欠航せざるを得なくなった。