【MLB】レンジャーズが38歳のクリス・マーティンと1年契約へ 現役ラストイヤーは地元で 米報道
日本時間1月7日、レンジャーズはレッドソックスからFAとなっていた38歳のベテラン救援右腕クリス・マーティンと1年契約を結んだことを発表した。ロースターの枠を空けるために右腕マット・フェスタがDFAとなっている。マーティンは昨年9月の時点で「2025年シーズン限りで引退する可能性は95%」と発言。地元のテキサス州アーリントンに近い球団でのプレーを希望しているとみられていたが、キャリアの最終到達点として地元球団を選んだようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ マーティンは2014年にロッキーズでメジャーデビューし、翌2015年はヤンキースで24試合に登板。2016~17年は日本プロ野球の北海道日本ハムファイターズで活躍し、2018年にレンジャーズでメジャー復帰を果たした。それ以降は制球力抜群のリリーフ投手としてコンスタントな活躍を見せ、2021年にはブレーブスでワールドシリーズ制覇を経験。レッドソックスに加入した2023年には55試合で4勝1敗3セーブ、23ホールド、防御率1.05という自己最高のシーズンを過ごした。 メジャー9年目となった昨季はレッドソックスで45試合に登板して44回1/3を投げ、3勝1敗2セーブ、15ホールド、防御率3.45を記録。メンタル面の不調や右ひじの炎症に悩まされた時期もあったが、与四球わずか3つ、与四球率0.61、K/BBは驚異の16.67と抜群の制球力は健在だった。今季限りでの現役引退が濃厚であり、現役ラストイヤーの舞台として地元球団のレンジャーズへ復帰することになった。 レンジャーズは今オフ、カービー・イェーツやデービッド・ロバートソンといった多くの主力リリーバーがFAとなり、ブルペンの立て直しを強いられている。ここまでホビー・ミルナー、ショーン・アームストロング、ジェイコブ・ウェブ、ロバート・ガルシアといった小粒な補強に終始していたが、実績十分のマーティンを獲得してブルペンに軸ができた。マーティンはクローザーを任される可能性もありそうだ。