70年代のルノー「17」がフル電動レストモッドに! 気鋭デザイナー、オラ・イトが手がけた世界に1台の「R17 エレクトリック」とは
270馬力の電動モーターをリアに搭載
もっとも興味深いパワートレインについては、270psの電動モーターをリアに搭載するとのこと。つまりはルノーのEV「5 E-テック」やアルピーヌのBEV「A290」のメカニズムをもち、オリジナルのモノコック構造をベースにしつつも、EVながら1.4tという軽い車体を実現するためカーボンファイバー製シャシーを採用した、と説明されていることから、「レストモッド」を車名としていながらも、狭義の意味でのレストモッドではなく、クラシックモデルのスタイリングをモチーフとした「レストモッド風コンセプトカー」と考えられなくもない。 なお「R17 エレクトリック レストモッド×オラ・イト」はあくまでワンオフのコンセプトカーであり、将来の市販車を提示するものではないと説明されている。このワンオフモデルは、パリの「メゾン・サンク(Maison 5)」内で2024年9月11日まで展示された。そののち9月12日から15日まで開催されるコンクール・デレガンス「シャンティイ・アート&エレガンス・リシャール・ミル」のコンペティションにて正式発表。さらにその後は、10月14日から20日まで開催されるパリ・サロンのルノー社ブースでも、展示されるとのことである。
武田公実(TAKEDA Hiromi)
【関連記事】
- 【画像】EVとクラシックモデルの融合! 気鋭デザイナーが手がけたルノー「R17 エレクトリック レストモッド×オラ・イト」を見る(13枚)
- ◎もしマツダスピードが「NAロードスター」をレストモッドしたら? ホワイトレタータイヤで視覚効果も狙ってカスタムしています
- ◎伝説のメルセデス・ベンツ「190 E エボII」のレストモッドが2億円オーバー! 理由はAMG創業メンバーの新会社「HWA」が手掛けたからでした
- ◎【55台限定】フェラーリ「F355」をレストモッド! イアン・カラムのデザイン事務所が90年代スーパーカーを超絶カッコよく再定義しました
- ◎ポルシェ964型「911」のレストモッドはおよそ8000万円!「テオン・デザイン」のセンスで実現した「タルガ」とは