【菊花賞】ラスト1冠取りの準備整ったメリオーレム 本番での爆発に陣営も期待感
夏の上がり馬メリオーレムが淀の大一番を制す。 春はクラシックを目指すも、すみれS3着、プリンシパルS2着と惜敗し、晴れ舞台への出走はかなわなかった。そのあとは短期リフレッシュし、西部スポニチ賞で年長馬を完封。2600メートルの長丁場でも好位でリズム良く折り合い、直線で鋭く伸びて後続を4馬身も突き放した。前走の神戸新聞杯では勝ち馬の刻んだペースに翻弄されて伸びを欠いたが、重賞初挑戦を思えば内容自体は決して悪くなかった。 中間はコース&坂路を併用。先週は27日の天皇賞に挑むドウデュースと併せるなど、入念なけいこを消化してきた。最終リハの16日は芝コースで6ハロン83秒2。石橋助手は「少し仕掛けたらハミを取って反応してくれた。操縦性も高いので、あとは競馬で爆発してくれれば」と期待感十分だ。念願だったラス冠をつかみ取る準備は整った。(夕刊フジ)