メダルデザインを小中校生の投票で 〈東京デフリンピック〉
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団のデフリンピック準備運営本部は8月27日、「東京2025デフリンピック大会」のメダルデザインについて、小中高生による投票で決定すると発表した。10月14日に締め切り、11月中旬に結果を発表する予定。 デザイン候補は全部で3案。「ミライへの架け橋」は、表面に東京・日本橋をモチーフに、未来に向けた架け橋になるよう思いが込められている。裏面には、感動を体験する場として桜の大輪が描かれている。 「未来へ花咲くサクラ」は、表面に東京都の花であるソメイヨシノを輝く星に見立て、大会でスターが誕生することを表現。裏面には河津桜と枝し垂だれ桜を描き、多様性を表している。 「みんなで羽ばたく」は、表面に吉祥の鳥である鶴を描き、選手の飛躍を祈念した。裏面には縁起の良い和文様をあしらっている。 メダル制作に当たっては、彫金やプレス加工、メッキ加工で東京の職人の技術を活用。精巧なデザインを実現した。 メダルデザインを投票で決定することで、次代を担う若者やこどもたちにデフリンピックやデフスポーツの魅力を知ってもらうとともに、大会に参画することで、共生社会の実現につなげる。