「助ける側になる!」全校生徒の7割がレスキュー部員 地域のお年寄りを見守り訓練に励む中学生の思い
学校のレスキュー部の部長として災害時に備えて活動している中学3年生の桐山礼之真さん。 【画像】心肺蘇生法なども学ぶ南千住第二中学校レスキュー部 「小学生の時に兄から『レスキュー部』というものを聞いて、どういった部なのかが気になり入ってみました。本気でやりたいと思い、中学生だからといって助けられる側ではなくて、助ける側になりたいという意識でやっています」
地域の安全を守る!
災害時に貢献できる中学生の育成を目指し、2012年に創設された南千住第二中学校レスキュー部。 部長の桐山さんを中心に全校生徒の7割を占める約300人が活動している。 防災のプロを招いて行う訓練では、心肺蘇生法や消火ポンプの使い方のほか、簡易トイレの設置や炊き出しなど、実践的な防災知識を身につける。 参加した生徒は「こういう知識を知っていたらいざという時に役に立つなと身をもって知りました」と話す。 さらに災害時に支援が必要な地域のお年寄りの家を月に1回訪問する「絆ネットワーク」を実施。安否確認を兼ねて顔見知りになることで避難所までの誘導やサポートがしやすくなるという。 近所のお年寄りは「子ども2人と孫2人はみんな南二中なので期待は大きいです」と笑顔で話す。 助ける側になって災害に強くなろう。 桐山さんは「いつ災害が起きるかわからないので、日ごろから準備や訓練などをして、学校全体の意識を高めていきたいです」と話す。
SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。
フューチャーランナーズ~17の未来~