ワールドツアー開催中のSEVENTEEN ディノ&スングァン、’25年の目標は?
デビュー10年目となり、アーティストとしてひとつの成熟期を迎えたSEVENTEEN。美麗な歌声で世界を魅了するSEUNGKWANとパワフルなダンスで舞台を掌握するDINOがBAILAに初登場。ふたりが見つめる今とこれから、その視線の先にあるものは。 写真多数! ディノ&スングァンの仲良しフォトギャラリー
まだまだ暑さの残る初秋のソウル、コンサートツアーを目前に控え、多忙なスケジュールをこなしている中、スタジオににこやかに現れたSEUNGKWANとDINO。時に日本語を交えつつ穏やかに撮影に臨む姿には、“マンネライン(年下組)”ながら、デビュー10年目の大人の魅力が漂う。 DINO: 今日の撮影、今の年齢の僕らだからこそ見せられる成熟さが表現できた気がします。ちょっとドライで洗練されている感じ。 SEUNGKWAN: ね。年を重ねていくことで外見的にも性格的にも大人になったと思うけど、練習生の頃から変わってない部分もあるよね。好きな食べ物が変わらなかったり、懐かしいエピソードでいまだに笑い合ったり。 DINO: 昔は仕事への緊張感が多くを占めていたけど、今はもう少し自分を愛することや、この仕事をいかに長く続けられるかを考えるようになりました。変わったのはそこかな。 SEUNGKWAN: 最近、DINOにもう一度「DANCEOLOGY(公式YouTubeで公開しているDINOのダンスコンテンツ)」を一緒に撮らない?という話をしているんです。以前やったときはDINOが誘ってくれたんですが、実は直前まで出演を迷っていて。彼のダンスレベルはすごく高いから、自分が邪魔をしちゃうんじゃないかなって。でもDINOが僕のスタイルに合わせて振り付けを考えてくれ、挑戦したらCARAT(ファンダムの名称)の皆さんがとても喜んでくれたんです。僕にとっていい成功体験になったので、DINOにすごく感謝していて。思えば練習生のときも、彼からはダンスを、僕は歌をふたりで教え合ってたもんね。 DINO: あ、歌は教えてくれなかったです。 SEUNGKWAN: (笑)。 DINO: それは冗談ですが、ふたりでやるなら今度はシングルやミックステープで出すのはどうかな。SEUNGKWANは歌えない曲がないくらいすべてのジャンルが上手だけど、今までやったことのないヒップホップとか、新しいジャンルに挑戦したり。面白いはず。 SEUNGKWAN: 急に褒めるね(笑)。 DINO: とりあえず、ヒョンには難しい高音パートだけお願いして、残りは僕が歌わせてもらいますね(笑)。 冗談を交わしながらも息のあった掛け合いぶりに、仲のよさがうかがえる。年々、新たな記録を打ち立てているSEVENTEENだが、2024年はどんな年で、’25年には何を成し得たいのだろう? DINO: まずはツアーが成功し、無事に終えられたら嬉しいです。’24年もたくさんの活動ができて、感謝でいっぱいの年でした。でも少し正直に言うと、ちょっと沈み込む時期もあったんです。活動中ではなかったのですが、バーンアウトを感じるような。けれど、それも過ぎ去っていくものだし、打ち勝っていくことも課題だと思い、学びがありました。 SEUNGKWAN: メンバーたちにも自分にも「お疲れ様」と伝えたいほど駆け抜けた一年でしたが、振り返ると胸を張れる年になりました。’23年に大きな賞をいただいたのですが、まだまだもっと高いところを目指したい気持ちは変わらないし、僕らの挑戦をCARATの皆さんにこの先も応援してもらいたいです。その応援と愛にこたえられるよう、よりよいステージと音楽をお届けするのが使命です。 DINO: CARATの皆さんの期待にこたえたいですし、その期待を上回るような大きな満足感を感じていただきたい。だからステージに立ち続けていられるんだと思います。 SEUNGKWAN: これからもCARATたちが寂しくならないように最大限の準備をし、走り続けます。いつかまたメンバーが完全体で集まったときに、再び最高のステージをお見せできるように。 DINO: SEVENTEENとして唯一無二のアーティストになりたいです。数字や成績だけではなく、10年間誰一人欠けることなく、この先も一緒にやろうと誓ったように、メンバーたちとの関係性においても、類がないチームでありたい。そしてこれからも長く活動し、記憶に残るグループになりたいですね。 「“一緒”という言葉を胸に最高のステージをお見せしCARATの愛にこたえたい」SEUNGKWAN 「僕らはCARATのおかげで存在しているし力を出すことができるんです」DINO DINO ディノ 1999年2月11日生まれ。デビュー以前からしなやかで力強いダンススキルに定評がある。メインダンサー及びSEVENTEEN内ユニットではPERFORMANCE TEAMに所属。17歳でデビューしたチーム最年少“マンネ”として愛嬌たっぷりな姿を見せつつも、責任感の強いしっかり者。 SEUNGKWAN スングァン 1998年1月16日生まれ。グループきっての高い歌唱力を誇り、メインヴォーカル及びSEVENTEEN内ユニットではVOCAL TEAMに所属。また、HOSHI、DKとともに公式ユニット「BSS(ブソクスン)」も組む。抜群のトークセンスを併せ持ち、バラエティ番組のMCとしても活躍中。美容・健康マニアの一面も。趣味はバドミントン。 SEVENTEEN せぶんてぃーん●2015年デビューの13人グループ。最新アルバムの12th Mini Album「SPILL THE FEELS」は日本のチャートで、海外アーティストとして今年度の最高初週売上を記録した。JAPAN 4th Single「消費期限」が発売中。現在、韓国からスタートし世界各地をまわるワールドツアー『SEVENTEEN [RIGHT HERE] WORLD TOUR』を開催している。 〈SEUNGKWAN〉ニット¥319000・中に着たカットソー¥62700(参考価格)/フェラガモ・ジャパン(フェラガモ) 〈DINO〉カーディガン¥433400・中に着たカーディガン¥301400(参考価格)・中に着たニット¥334400・ネックレス¥84700/ジバンシィ ジャパン(ジバンシィ) 撮影/Jooyoung Ahn ヘア/Eunhye Woo〈CUTLOOSE〉 メイク/Jina Ko〈CUTLOOSE〉 スタイリスト/丸山佑香〈まきうらオフィス〉 構成・原文/渡辺敦子 コーディネート/Shinhae Song、Sumin Seo〈TANO International〉 撮影協力/Hyeeun Kim ※BAILA2025年1月号掲載