ふるさと納税をしたいけど、初めてでよく分からない……2024年分って今からでも間に合う?【FPが解説】
▼返礼品と寄附先選び
寄附の際に受け取れる返礼品は自治体ごとに異なります。応援したい自治体や興味のある返礼品を選ぶとよいでしょう。ただし、住んでいる自治体への寄附では返礼品を受け取れないので注意してください。
▼書類の保管と送付
・ワンストップ特例を利用する場合 マイナンバー確認書類と身分証明書類のコピー、およびワンストップ特例申請書を2025年1月10日必着で、寄附した自治体に送付しなければなりません。 ・確定申告をする場合 寄附した自治体から送られてくる「寄附金受領証明書」の内容をもとに確定申告する必要があります。紛失しないよう大切に保管しておいてください。
◆控除の反映時期は?
ワンストップ特例制度を利用した場合、所得税からの控除は行われず、その分も含めた控除額全額が、ふるさと納税を行った年の翌年6月以降の住民税から控除されます。一方で確定申告した場合、所得税分はふるさと納税を行った年の所得税から、住民税分はその翌年6月以降の住民税から控除されます。 初めてのふるさと納税では不明点が多いかもしれません。特にワンストップ特例制度を利用するには申請書の提出期限は厳守です。直前になって慌てないよう提出書類は早めに準備しておくとよいでしょう。 この記事の筆者:川手 康義 元製薬企業MR(医薬情報担当者)のCFP・1級FP技能士。日本ファイナンシャルプランナーズ協会に所属しており、協会会員向けの研修会や一般の方へのセミナーの企画・運営に携わっている。
川手 康義