【福岡ボート(サマータイム)GⅢ企業杯】通算V率は低くともイン以外のV率が高めなら怖い
<10日・福岡ボート・5日目> <記者コラム・森大輔の勝ち組の法則> 良機シリーズで機力は拮抗(きっこう)する中、最後は旋回力やS力という一芸がものをいいます。その旋回力やS力をつかさどるのがメンタル力であり、勝負強さに反映されます。そこで、まずは優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。
トップは吉田裕平の20.4%。メンバー中では唯一の20%台で、今回の優勝戦では勝負強さは一枚上ということになります。自らを上回る選手は不在なので、人気を集める1号艇としてはこの上ない限り。通算V率の面で不安はありません。
ただ、優勝戦の検討でも触れたとおりに、通算13回の優勝戦1号艇の着度数(①②③着外)は【8212】でV率は61.5%と、ここ一番のインの実績としては低め。そこで今度は波乱の使者を探るべく、イン以外のV率を見てみると武富智亮、表憲一、泉啓文は60%オーバーと強烈な数字。この3人は通算V率は低めですが、勝つ時は大穴を叩き出していることが分かります。となれば最も数値が高い表から狙う手もありそうです。