寒い冬のお弁当に簡単「スープジャー」レシピ2つ。アツアツをキープするちょっとしたコツとは
冬になると温かいものが恋しくなります。子どもの学校のお弁当や塾弁でも温かいものを食べさせてあげられたら、と思っている方も多いはず。そんなときはスープジャーの出番です。 新刊『たっきーママの毎朝ラクする!スープジャーのお弁当』(扶桑社刊)を発売したばかりの、スープジャー研究家・奥田和美さん。スープジャーの魅力と、アツアツをキープするコツ、そしてクイックレシピを教わりました。
たっきーママさんのスープジャー弁当。アツアツをキープするコツは?
「スープジャーは、食べる人もつくる人も幸せにするお弁当容器なんです。食べる側のメリットは、お昼にアツアツメニューが楽しめるということ。そしてつくる側のメリットは、とにかく朝がラク! ということです」と奥田さん。 お弁当づくりでストレスとなる、「おかずを数種類つくる」「冷ます」「お弁当箱にきれいに詰める」の3つが、スープジャーならすべて解決するのだそう。 「なかでもおかずを『冷ます』時間をとるために、早起きしなければならないのが、つらいですですよね。寒い冬はとくに。でも、スープジャーなら熱いおかずをそのまま入れてOKですし、盛りつけも入れるだけなので簡単なんです」 スープジャーの中で加熱が進んで煮込まれたようになるので、キッチンでの加熱調理時間は短くてすむのもメリット。 「メリットだらけのスープジャーなのですが、おかずやスープがぬるくなってしまったり、いつも市販のスープを入れているだけだったり。買ってみたもののうまく使えていない方も多いようです。それはすごくもったいない! アツアツのおかずは、それ1品だけで満足できるごちそうです。ポイントを押さえてうまく使ってくださいね」
●スープジャーでアツアツをキープするコツ
スープジャーに入れたスープやおかずがぬるくなってしまうのは、しっかり予熱できていないからかもしれません。ポイントをおさえて、予熱を見直してみてください。 【ポイント1】 温かい料理を入れる場合は、ジャーを必ず予熱してください。本体の止水部から約1cm下まで熱湯を入れてフタをし、5~30分そのままおいて。30分以上たつと湯の温度とともにジャーの中の温度も下がって保温力が弱くなるので、長くおきすぎないようにしましょう。また余熱が5分未満でも十分温まりません。 【ポイント2】 やけどに注意しながら予熱のお湯を捨て、加熱してアツアツにしたおかずやスープを冷めないように手早くジャーに入れます。 【ポイント3】 スープジャーは中身の量が多い方が保温・保冷効果がキープできます。スープジャーは容量300ml以上のものを使うのがおすすめです。 【ポイント4】 中身は止水部から約1cm下までたっぷり入れると保温力がキープできます。それ以上入れると漏れてしまうので、入れすぎに気をつけてください。止水部の位置はそれぞれの製品の説明書で確認してください。 【ポイント5】 ジャーはそのまま持ち運ぶよりも、専用の保温ケースに入れる方が、熱が逃げにくいです。保温時間や温度にも大きな差が出ますよ。 【それでもダメなら…】 ポイント1~5をやって、それでも冷めてしまう場合は、アツアツをキープするために、ポイント1を2回繰り返して予熱してみてください。さらに、おかずの仕上げにゴマ油やオリーブオイルをたらしてみて。油をかけることで表面に膜ができ、冷めにくくなります。