今季プレーオフ出場を飾ったマジックがFA戦線で獲得を狙いそうなターゲットとは?
6月10日(現地時間9日、日付は以下同)。NBAインサイダーのマーク・スタイン記者が、会員制ウェブサイト“The Stein Line”を更新し、オーランド・マジックの今夏の動向について報じた。 【動画】ジョージが今シーズンに決めた好プレー集はこちら! 今シーズンのマジックは、イースタン・カンファレンス5位の47勝35敗を残して「NBAプレーオフ2024」へ進出。クリーブランド・キャバリアーズとのファーストラウンドで最終第7戦までもつれるも、3勝4敗で敗れてポストシーズンから敗退。 4年ぶりのプレーオフ返り咲きに成功したマジックには、パオロ・バンケロ、フランツ・ワグナー、ウェンデル・カーターJr.、ジョナサン・アイザックという魅力的なビッグマンたちが来シーズンも契約下におり、ジェイレン・サグスにコール・アンソニー、アンソニー・ブラック、ジェット・ハワードも契約下にいる。 その一方、ジョー・イングルズとモリッツ・ワグナーの来シーズンの契約がチームオプション、マーケル・フルツとギャリー・ハリス、ゴガ・ビタッゼといった選手たちが制限なしFA(フリーエージェント)になる。 フランツとサグスは2024年夏、バンケロが2025年夏にルーキースケールの延長契約を結ぶ資格を手にするとはいえ、今夏のFA戦線では大物選手をロスターへ加えることも可能なほど、キャップスペースには余裕がある。 そこでスタイン記者は、マジックが獲得に関心を示す可能性がある選手としてロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージ、ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンを挙げていた。 ジョージの来シーズンの契約はプレーヤーオプションながら、これを破棄して制限なしFAになる見込みで、トンプソンが契約満了のため制限なしFAとなる。両選手とも、現在行われている「NBAファイナル2024」終了の翌日から、現在の所属チームと延長契約の交渉が可能なのだが、今夏のFA市場へ参戦することが予想されている。 34歳のジョージは、今シーズンに平均22.6得点5.2リバウンド3.5アシスト1.5スティール、3ポイントシュート成功率41.3パーセント(平均3.3本成功)を残した203センチ99キロの万能戦士。同じく34歳のトンプソンは、同17.9得点3.3リバウンド2.3アシスト、3ポイント成功率38.7パーセント(平均3.5本成功)を記録した198センチ97キロのウイングプレーヤー。 マジックはレギュラーシーズンの3ポイント成功率がリーグ24位の35.2パーセント、プレーオフでは10日を終えた時点で出場16チーム中14位の30.9パーセントに終わっていたため、持ち味のディフェンス力を維持しつつ、3ポイントを強化したいところだろう。
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