【ソフトバンク】王会長が引退の和田毅をねぎらう「プロの一番大事な部分を持っていた」
ソフトバンクの王貞治球団会長（84）が5日、引退を発表し、現役生活に幕を閉じた和田毅投手（43）へコメントを発表した。 入団時から6年間、監督として和田を見守った王会長は「投手としての22年間っていうのは本当に素晴らしいよね」と長い間、一線級で活躍を続けてきた左腕をねぎらった。 さらに王会長が称賛したのは和田の〝精神力〟だった。「もちろん人に言えない体の具合とかいろいろ悩んだことも多かっただろうけど、それを乗り越えてやろうという強い意志、そういうプロ野球選手にとって一番大事な部分を彼は持っていたね」 日本シリーズ敗戦後にはナインに向けて「自分で方法をみつけて、絶対にこの世界で生き残るという強い思いをもって頑張っていこう」と訓示した。会長が大事にする〝強い思い〟を持っていたからこそ、和田は世界の本塁打王と同じ22年間の現役生活を過ごしたとも言えるだろう。 最後は「日米通算165勝はすごいですね。本当によく頑張ったと思いますよ。彼の生きざまっていうのは若い選手たちにもずいぶんお手本になったんじゃないかな。本当に長い間お疲れさまでした。第2の人生を頑張ってください」とエールを送った。
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