三越創業350年、女将が語る歴史や未来 三重・松阪市で29日
市産振セで近藤さん、市内で初めて
三重県松阪市は29日、本町の市産業振興センターで日本橋三越本店の「女将(おかみ)」近藤紀代子さん(64)を招いたトークショー「─三越女将が語る─350年の歴史と現在、そして未来」(㈱三越伊勢丹協力)を開催する。参加無料だが事前申し込みが必要。申し込み期間は8~27日。 「三井家創業の祖」三井高利(1622~1694年)が2022(令和4)年に生誕400年を迎え、23(同5)年には三井越後屋が創業350年を迎えたことを記念した事業。日本橋三越本店(東京都中央区)で店長から女将という肩書を与えられ接客する近藤さんに1673(延宝元)年創業の三井越後屋の歴史や三越の将来について語ってもらう。 近藤さんは長崎県平戸市出身。1980(昭和55)年に㈱三越(当時)に入社すると、日本橋三越本店に配属され、接客だけでなく人事や社員教育などにも関わってきた。着物姿で接客するみやびやかな姿が評判となり、2015(平成27)年には当時の店長から女将という〝称号〟を与えられた。市内での講演は初めてとなる。 トークショーは午後1時開場、同2時開演で同3時半まで。定員は先着180人。市の「申込フォーム」から申し込む。 22日から9月8日には殿町の市立歴史民俗資料館で特別展「松阪と日本橋~三井家発祥の地と越後屋創業の地~」も開催する。 問い合わせは市立歴史民俗資料館TEL 0598(23)2381 へ。