2024年上半期はパステルカラーが増加傾向。GfK/NIQがスマートフォンの人気色を調査
市場調査会社のGfK/NIQ Japanは、全国の家電量販約4,000店の販売実績データ等を基に、2024年上半期(1~6月)の家電における数量別のカラー製品別販売実績を集計。その集計結果を基に、この度スマートフォンにおける人気カラー動向を発表した。 【画像】2023年スマートフォン色別数量構成比(%) まずスマートフォンの販売動向として、2024年上半期(1~6月)のスマートフォン(ファブレット含む)の市場は、数量前年比16%減の1,080万台となった。この背景として同社は、原材料価格の高騰や円安の影響による端末価格の上昇、買い替えサイクルの長期化などが理由として挙げられるとしている。 そして購入されるスマートフォンのカラー動向については、これまで同様に黒や白といったニュートラルな色が上位にのぼり、全体の約6割を占める中、2024年に入り黒の構成比が33%に増加。白を逆転する結果となった。 同社では注目点として、ブルーが前年から2倍近くに増加、その他ピンクが前年0.6%だったところから4.7%まで増加していることを挙げている。この要因として、パステル系のカラーレンジとして淡いブルーやピンク、または強めのブルーやピンクなど様々なブルーとピンクが新色として各社で発売されたことにあると同社は指摘。また、シルバーやヴァイオレットなども若干増加傾向となっているという。 一方、前年より減少傾向となったのはグレー、レッド、ゴールドで、グレイは前年の6%から4%、赤とゴールドは前年3%から赤が1%、ゴールドが0.4%に推移した格好となっている。
PHILE WEB編集部