発想豊かな子ども芸術家 山形美術館60年企画展の関連イベント、「鮭図」に合わせ壁掛け作る
山形市の山形美術館で開催中の企画展「山形の美術 山形美術館60年のあゆみとコレクション」の関連イベントとして、子ども向けワークショップ「キッズアーティストになろう」が14日、同館で開かれた。県内外の児童がスポンジやタイルなどを使い、開館当初から収蔵する高橋由一(ゆいち)の「鮭図(さけず)」の形状に合わせ、自由な発想を生かしたカラフルな壁掛けを作った。 東北芸術工科大(山形市)総合美術コースの学生らが講師役を務めた。小学1~4年の8人が参加。「鮭図」を見て、同様につり下げられた魚の形(長さ約80センチ)になるよう、さまざまな色や形の紙、プラスチック製スプーンなどのパーツをアクリル板に貼り付けた。 子どもたちは等間隔で置いたり、異素材を同系色でまとめたりし思い思いに表現した。山形南小1年吉田真衣さん(7)は「好きな青と黄色を多く選んだ。模様に動物を隠すと面白いかなと思ってウサギの形にした所がある。誰か見つけるかな」と話した。
作品は会期中、2階ロビーで展示される。企画展は山形美術館、山形新聞、山形放送が主催し来年1月26日まで。