『虎に翼』退屈な父・航一が遠い地ではしゃいでいた姿を彼女・寅子から聞かされた家族は「スン…」。視聴者「楽しい思い出あったのかな」「仕事人間だと納得していただろうに」「この先不安しかない」
◆8月13日の『虎に翼』 現在放送中の伊藤沙莉さん主演・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。第20週「稼ぎ男に繰り女?」の97回が8月13日に放送され、話題になっています。 明日の『虎に翼』。本心が見えない航一の家族。一方、寅子らが担当することになった「原爆裁判」の原告代理人の欄にはあの人の名前が…<ネタバレあり> *以下、8月13日放送内容のネタバレを含みます。 東京に戻った寅子は、桂場(松山ケンイチさん)、久藤(沢村一樹さん)、多岐川(滝藤賢一さん)らと再会。 さっそく山積みの仕事に取り掛かる一方で、航一(岡田将生さん)との交際も順調に続いていた。 優未(毎田暖乃さん)を連れて航一の家を訪れることになった寅子は、航一の継母・百合(余貴美子さん)、長男・朋一(井上祐貴さん)、長女・のどか(尾碕真花さん)と対面しーーといった話が描かれました。
◆あらためてあらすじ 今回、星航一の家族にあいさつをするべく星家を訪ねた寅子と優未。継母・百合らから、にこやかに迎えられました。 温かく迎えてくれたことに対して寅子がお礼を伝えると、長男の朋一は「もう僕らもこの年ですから、父が誰と付き合っても自由ですよ」と答えます。続いて長女・のどかからは「むしろ、お父さんで大丈夫ですか? 真面目過ぎて…退屈じゃないですか?」とたずねられました。 対して「全く思ったこともない」と答えた寅子。 思い出し笑いをしながら寅子と優未は、三条のお祭りの金魚すくいで、ムキになってお金を使った航一が、「経験にお金を払ったので後悔はない」と強がりを言ったエピソードを話します。 話し終えた寅子が落ち着いてみわたすと、星家の家族は一様に「スン…」とした表情に。ナレーションで「おやおやおや…」と語られたところで今回は幕を閉じました。
◆ネットの声 今回、初めて星家の家族と対面した寅子と優未。逆に、寅子たちを通じて知らない父・航一の横顔を垣間見た家族との間に微妙な空気が流れてしまったようです。 ネットでは「戦争もあって、父との間に楽しい思い出があまりなかったかもしれない子どもたち。なのに、お祭りの話を、父の彼女から聞かされたらこんな空気になるわ」「<感情に蓋をしている仕事人間>と理解していた父親が、遠方の地ではしゃいでいたと聞かされると…」「実の母は、満足な治療を受けさせられず失っている。年を重ねたからそれで気持ちに整理できているかは怪しい」「まだ”さん付け”で呼んでいる義母との関係はそう単純じゃないよ」「この先うまくやっていけるか不安」といった声が交わされていました。 朝ドラ通算110作目となる『虎に翼』は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。昭和の法曹界を舞台に、激動の時代を描いたリーガル・エンターテインメントです。 仲野太賀さんや石田ゆり子さん、松山ケンイチさんらが出演し、尾野真千子さんが語りを、脚本は吉田恵里香さんが担当。 主題歌『さよーならまたいつか!』は米津玄師さんが手掛けています。
「婦人公論.jp」編集部
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