武田修宏氏が被災地に11回目の訪問「まだまだ復興は道半ば。震災を風化させず…」
サッカー元日本代表FW武田修宏氏が12日、日本サッカー協会(JFA)の「能登半島地震復興支援プロジェクト」で、石川・輪島市の和光幼稚園などを訪問した。 武田氏は同プロジェクトで被災地へ積極的に足を運び、サッカー教室などを実施している。この日は元日本代表の前田治氏、中西永輔氏とともに復興支援活動を行った。 武田氏は「午前中は和光幼稚園の2~5歳の園児たち約50人と1時間、ボール遊びを行いました。午後は一般ボランティアの方々と一緒に、被災した家を訪れ、壊れた家具の撤去や生活備品を運搬するお手伝いをさせていただきました」と説明。「自分たちが担当したのは、1人住まいの高齢女性宅でした。ご自身が大変な状況の中、私たちが帰る際には『ありがとうございました』と元気な笑顔で手を振ってくださり、その姿からは生きる力強さを感じ、逆にパワーを頂きました!」と被災者との交流を明かした。 そうした活動を踏まえて「震災からまもなく1年です。犠牲になった方々は震災関連死を含め400人以上とうかがいました。震災後、何か少しでも役に立ちたいと、今年は11回被災地を訪問しました。現場で感じたことは、まだまだ復興は道半ばということ。震災を風化させず、皆が被災地に心を寄せることが大切です」と呼びかけた。 最後には「これからも、できる支援を続けたいと思います。素敵な一日でした」と今後も精力的に復興支援活動に携わっていく考えを強調していた。
東スポWEB