「亡くなったら会えなくなると思っていた」小澤征爾総監督の長女・征良さん「奇跡に感謝」 OMF“指揮台空けて”演奏も 感謝の特別コンサート
長野県松本市で開催中のOMF(セイジ・オザワ 松本フェスティバル)。週末には、2024年2月に亡くなった小澤征爾総監督への「感謝の会」が開かれました。 【動画で見る】小澤征爾総監督へ OMF“指揮台空けて”演奏も 長女・征良さん「奇跡に感謝。亡くなったら会えなくなると思っていた」 感謝の特別コンサート
恒例の歓迎パレード。8月18日、地元の小中学校の吹奏楽部など約1800人が中心市街地を行進しました。 松本城では合同演奏会が行われ、県歌「信濃の国」などを演奏しました。
2024年2月に亡くなった総監督の小澤征爾さんもかつては自ら指揮をし、子どもたちに音楽の楽しさを伝えてきました。
小澤さんが亡くなって初めてのOMF。 17日は「感謝の会」が開かれました。
無料招待された県民らが見守る中、「首席客演指揮者」の沖澤のどかさんとサイトウ・キネン・オーケストラによる演奏がスタート。 2曲目のバッハの「アリア」は、小澤さんが故人の追悼や、傷ついた人に寄り添う際に演奏した曲です。
小澤総監督のために指揮台を空けた状態で演奏―。 小澤総監督の功績を称える拍手が鳴り響きました。
SKO代表・総監督の長女 小澤征良さん: 「人が亡くなったら会えなくなるものだと思っていましたが、でも、父とがサイトウ・キネン・オーケストラの皆さんがそうじゃないということを教えてくれました。そのような奇跡に感謝しています」
松本市内から: 「胸がいっぱいです」 「小澤さんが振っているみたいで素晴らしかったです」 「『楽都』って言われるもとをつくられたのかな」
小澤さんと親交があった奥志賀高原常会のメンバー: 「小澤さんが真ん中で座っているという感じで聴いていました。小澤さんの人柄を思い起こして、世代問わずフラットにお付き合いいただいて、大きな宝物をいただいたような気持ち」 OMFは9月4日まで行われています。
長野放送