中山グランドＪを制したイロゴトシ（カメラ・荒牧　徹）

◆第２６回中山グランドジャンプ・ＪＧ１（４月１３日、中山・障害直線芝４２５０メートル、良） 【データで見る】イロゴトシの血統、戦績 　春のジャンプ王者決定戦は１２頭で争われ、黒岩悠騎手が騎乗した単勝２番人気のイロゴトシ（牡７歳、栗東・牧田和弥厩舎、父ヴァンセンヌ）が勝利。道中は３、４番手で進めると最後の直線の手前で先頭に立ち、後続の追い上げを振り切った。前走で平地のスピカＳ（１３着）をひと叩きして状態を上げ、２着に３秒１差をつける大差勝ちした昨年に続く連覇を達成。ＪＧ１通算２勝目を挙げた。 　２着に５番人気のジューンヴェロシティ（森一馬騎手）、３着に３番人気のニシノデイジー（五十嵐雄祐騎手）が入った。単勝１・１倍と断然の１番人気のマイネルグロン（石神深一騎手）は６着だった。勝ち時計は４分４７秒２。 　黒岩悠騎手（イロゴトシ＝１着）「うれしいですね。個人のことよりイロゴトシがやっぱり強いんだというのを、皆さんに見せられたことがうれしいです。（後ろにマイネルグロンがいて）意識はしていましたが、ポジションというよりイロゴトシのリズムを守って行こうと思っていたのでさほど気にはならなかったです。（前の馬は大逃げしていましたが）結構、速いペースで飛ばしていたのでつかまえられるだろうという手応えのもと進めていましたので。（併走していたビレッジイーグルは）なかなか粘り腰があって苦労をしましたが、イロゴトシが頑張ってくれました。（ジャンプ界の新しい記録を目指したいかと聞かれ）僕もそう思っているので、馬に負けないように精進したいと思います」