【MLB】ヤンキースが80勝到達で首位の座をキープ 好投のコールは6勝目も右ふくらはぎの痙攣で降板
【ヤンキース8-4レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド
日本時間9月3日、ヤンキースは敵地グローブライフ・フィールドでのレンジャーズ3連戦がスタート。その初戦は先発のゲリット・コールが右ふくらはぎの痙攣により7回裏開始前に緊急降板するアクシデントがあったものの、8対4で勝利し、今季80勝に到達した。2位オリオールズとの0.5ゲーム差をキープし、緊急降板となったコールは6回4安打1失点の好投で6勝目(3敗)をマーク。レンジャーズ先発のジャック・ライターは6回途中7安打5失点と打ち込まれ、2敗目(0勝)を喫した。 【動画】ヤンキースのジャンカルロ・スタントンが25号ソロを放つ ヤンキースは3回表にグレイバー・トーレスのタイムリー二塁打で2点を先制。3回裏に1点を返されたが、6回表にアーロン・ジャッジのタイムリー二塁打などで一挙5点を追加し、7対1とリードを広げた。7回裏開始時にコールが緊急降板し、2番手のルーク・ウィーバーがワイアット・ラングフォードに9号2ランを浴びたものの、8回表にジャンカルロ・スタントンの25号ソロで1点を追加。9回裏に1点を失ったが、8対4で3連戦の初戦を制し、地区首位の座をキープした。 スタントンは25号ソロを放ち、2年ぶり10度目となるシーズン25本塁打を達成。現役では9度のマイク・トラウト(エンゼルス)を上回り、最多の回数となっている。2019年は18試合しか出場できず3本塁打、短縮シーズンの2020年も23試合の出場で4本塁打に終わったが、その2シーズンを除けば毎年少なくとも22本以上のアーチを放ち、通算427本塁打は現役最多。本塁打王のタイトルは意外にもマーリンズ時代の2度(2014年と2017年)だけだが、通算500本塁打の大台に到達すれば、将来のアメリカ野球殿堂入りも見えてくるかもしれない。