YOSHIKIが凱旋帰国で語った「自身のライフスタイルをブランド化する理由」
ヨシキ(YOSHIKI)がミラノから凱旋帰国し、自身がデザイナーを務めるハイファッションブランド「メゾン ヨシキ パリ(MAISON YOSHIKI Paris)」のデビューコレクションのフル映像を記者会見で初公開。ブランドの構想や藤原ヒロシとの楽曲制作、今後の展開についても明かした。 【画像】リクエストに応えてXポーズも
ミュージシャンとしてはもちろん昨年は映画監督としてデビューし、さらに新たなファッションブランドを立ち上げたYOSHIKI。「もともとX JAPANでも“VISUAL SHOCK”と銘打って、音楽とヴィジュアルでの見せ方にこだわり、奇抜なアウトフィットでやってきました。自然な流れでここまできていると僕は思っています」と語る。
構想10年で実現したYOSHIKIの新ブランド
メゾン ヨシキ パリの構想は10年前からあり、「Rakuten Fashion Week TOKYO 2020 S/S」で発表した「ヨシキモノ(YOSHIKIMONO)」のためにチームを招集したときから始まった。「どこの出身と制限する必要はないと思い、世界中を視野に入れてメンバーを集めました」。とはいえ、日本、アメリカ、フランスをつなげ、スタッフと何ヶ月もコミュニケーションを取ることには大きな苦労もあったという。「ファッションという新ジャンルで自分の美を表現するために、自分の伝えたいことをひとつひとつ説明するのが最初は大変でした。僕も常に学び、アドバイスを頂きながら進めました。最後こうしてまとまってよかったなと思います」。
音楽ではどのハイブランドにも負けたくない
ミラノでのデビューコレクションでは、生演奏も披露。バッハやプッチーニのアレンジを含めた新曲5曲を、直前までロサンゼルスでレコーレディングしていたという。「ファッション業界の中ではまだ新人かもしれないけれど、音楽ではどこのハイファッションブランドにも負けたくないなと思いまして(笑)。モデルさんたちの歩くテンポ感なども含めて研究して、ファッションショーに合うように作りました。以前ゴールデングローブ賞のテーマ曲を作らせていただいたときにセレブリティの登壇するスピードを研究したんですが、その経験が活かせたのではと思います」。