友人が「投資でかなりお金が増えた」と言っています。私も貯金を切り崩して投資に回したほうがトクですか?
投資を行うときの注意点
投資によって資産形成をする方法はさまざまです。投資にはどのようなものがあるか、どのようにしたらリスクをおさえられるかなどを知っておかないと、大切な資産が減ってしまうかもしれません。本項では、投資商品の特徴やリスクをおさえる方法、手数料について解説します。 ■金融商品について確認しよう 上述のとおり、投資には元本割れのリスクがあります。そのため、投資を行うときは自分が投資する商品について、しっかりと確認しておく必要があります。投資できる主な金融商品と特徴について、図表1で見ていきましょう。 【図表1】
※金融庁「資産形成の基本」をもとに筆者作成 それぞれ特徴が違うため、どの投資が自分に合っているかを比較しましょう。 ■長期・積立・分散でリスクをおさえる 投資にリスクはつきものです。なるべくリスクをおさえるためには、長期・積立・分散投資をしましょう。長期間投資すると、複利効果が大きくなる傾向にあります。積立投資や分散投資は、投資時期や投資先を分散することで、価格変動の影響をおさえやすくなるでしょう。 ■手数料 投資の際は、購入時・保有時・売却時などのタイミングでさまざまな手数料がかかります。そのため、投資で利益を得ても手数料のほうがかかってしまい、損失が出るかもしれません。そこで、なるべく手数料が少ない金融商品を選ぶほうがよいでしょう。その場合、運用会社の実績などを見て総合的に判断してください。
貯金を切り崩して投資をする際は慎重に判断しよう
「貯金を切り崩して投資に回したほうがよいのか」について、余剰資金がある場合は貯金を切り崩して投資に回してもよいでしょう。しかし、余剰資金がないのに貯金を投資に回してしまうと、いざというときに利用できるお金がなくなってしまうかもしれません。 投資には、必ずリスクがあります。利用する際は、なるべくリスクをおさえた運用をしましょう。 出典 一般社団法人全国銀行協会 教えて! くらしと銀行 Q.「貯蓄」と「投資」はどう使い分けるのですか? 金融庁 NISA特設ウェブサイト 資産形成の基本 金融広報中央委員会 知るぽると Let’sチョイ読み! お金の知恵の活かし方 その取引、いくら手数料がかかるか、知っていますか? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部