首都高、高速八重洲線を10年間通行止めに…新たな都心環状ルート整備へ
首都高速道路は11月12日、新たな都心環状ルートの整備に伴い、高速八重洲線を2025年4月上旬から2035年度まで長期通行止めにすると発表した。
この大規模工事は、日本橋地区の地下化事業と新京橋連結路の整備を含む都市再生プロジェクトの一環として実施される。
工事期間中、高速八重洲線は神田橋JCTから西銀座JCTまでの区間が通行できなくなる。また、2025年4月上旬には東京高速道路(KK線)が廃止され、歩行者中心の公共空間として再生・活用される予定だ。
首都高速道路は、この事業により、地域の魅力をさらに向上させ、新たな都市空間を創出していく。
新都心環状ルートの整備により、既存の首都高速道路ネットワークが大きく変わることになる。工事完了後の2035年度以降は、新京橋連結路と高速八重洲線を含む新たな環状ルートの利用が可能となる。
通行止め期間中は、都心環状線の内回り・外回りルートを利用するよう呼びかけている。ただし、汐留出入口と東銀座出口は通常通り利用可能だ。
この大規模工事により、首都圏の交通に大きな影響が予想される。しかし、完成後は都市機能の向上と歩行者空間の拡充が期待されており、東京の新たなランドマークとなる可能性を秘めている。
レスポンス 森脇稔