大規模災害時の警察機能移転 民間企業と協定結ぶ【長野・小諸市】
大規模な災害が起きた時、警察の機能を一時的に移転するため、民間企業の施設を借りる協定が小諸市で結ばれました。 小諸警察署は大規模災害で庁舎が被災した場合、警察署の代替施設として工場を借りる協定を大栄製作所と結びました。 ■小諸警察署・柳沢将司 署長 「お借りできる施設は、非常に防災対策の充実した素晴らしい施設で、万が一のときにはここ借りられるんだと、非常に心強く思った」 大栄製作所は2019年に災害時の避難所となる協定を市や地元と結んでいます。 工場にはおよそ200人が避難できるほか、蓄電池やソーラー発電などを備えています。 ■大栄製作所・塩川秀忠 社長 「この防災の色々な備え、全部で5000万円ほどかかっています。是非、近くの方は逃げてきていただきたいと思いますし、警察の皆さんも必要とあればいつでも、昼でも夜でも使っていただければと思います」 小諸警察署の代替施設は、市役所や消防署についで3カ所目で、民間施設としては初めてになります。