「私が感銘を受けていたのはユウキだ」スチュワードの”識者”ハーバート氏、レッドブルは角田裕毅を選ぶべきだったとの見解|F1
そして角田についてハーバート氏はこう続けた。 「彼が何より優れているのは、強い意志を持っているということだ。チームや周りのドライバーについて何かを言うことを恐れないんだよ」 「最高の相手と戦うには、そういったメンタリティが必要なんだ。彼はもしレッドブルに上がっていたらマックスに勝てるのかと問われたら、確証はないけれど接戦になったと思うね。それがレッドブルにとって重要なことだったはずだ」 角田を高く評価しているハーバート氏は、前述のとおり現在ではスチュワードの一員として、厳しくレースをジャッジする立場でもある。 先入観なしでF1レースを客観的に見なければならないレース審査員の同氏からしても「感銘を受けていた」と口にするほど、日本人ドライバーのレーススタイルやパーソナリティは好感の持てるものだったようだ。 また、ハーバート氏は1994年、1995年にワールドチャンピオンとなったミハエル・シューマッハと、ベネトンで僚友だったことがある。その経験を踏まえて「最高の相手と戦うには、そういったメンタリティが必要」と述べるなど、思うところがあったのかもしれない。