最近「500円玉貯金」を始めましたが、お金の減りが早くなり「損」している気分です。これって本当に意味あるんですか…?
「500円玉貯金」は気軽かつ継続的に取り組める人気の貯蓄方法です。ただ、毎日500円財布の中から500円玉が消えていくと、財布の中の現金がすぐになくなり、「これって本当に意味があるの?」と疑問に思うこともあるかもしれません。 本記事では財布の中の現金の平均額を紹介したうえで、無理なく「500円玉貯金」をする方法などを解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
財布の中の現金の平均額は?
「500円玉貯金」をするためには、財布の中などから適宜500円玉を抜き出し、貯金箱に投入する必要があります。昨今はキャッシュレス化が進んでいますので、多くの現金を持ち歩かない、現金決済をしないので500円玉を手にする機会が少ないという人も多いのではないでしょうか。 日本取引所グループが提供する「東証マネ部!」の「お金に関するアンケート」によると、普段の支払い方法で最も多いのはバーコード決済の36.6%、次いでクレジットカードが27.0%、現金は25.3%です。 現金派は4人に1人くらいですが、「東証マネ部!」によると、現金派の人の財布の中に入っているお金の平均額は「1万円~3万円未満」が28.6%と最も多くなっています。なお、次に多い回答は「5000円~1万円未満」の27.0%、続いて「5000円未満」の22.5%です。
「500円玉貯金」すると、財布の中の現金はすぐになくなるかも
毎日「500円玉貯金」をすると、1ヶ月(30日間)で1万5000円が財布からなくなります。現金派で最も多い回答の「1万円~3万円」の間が2万円ですので、たしかに毎日500円が財布から消えるのは大変だといえるかもしれません。
無理なく「500円玉貯金」をする方法
毎日「500円玉貯金」をするなかで、「財布の中の現金がすぐになくなってしまう」「500円玉貯金は結局損な気がする」という人もいるかもしれません。 無理なく「500円玉貯金」をするには、例えば毎日ではなく、財布に500円玉があったら貯金箱に入れるようにするなど、「毎日」にこだわらずに貯めていっても良いでしょう。「必ず毎日500円貯金をする」と決めておくと、ルールに縛られる感じがして、疲れてしまうこともあります。 500円玉を捻出するためには、当然500円玉が必要です。買い物でも常にお釣りを計算しながら支払わなければならず、煩わしいと感じることもあるでしょう。 「500円玉を見つけたときだけ貯金する」などと決めておくと、「毎日」というルールに縛られることなくマイペースでお金を貯められるかもしれません。 また、「500円玉貯金」を始める際にはお金を貯める目的や目標を決めることも有効です。「お金が貯まったら旅行に行く」「20万円貯める」などを決めておくと、モチベーションを保てるでしょう。