世界の映画祭席巻する感動作

　コールマン・ドミンゴが第82回ゴールデングローブ賞の主演男優賞（ドラマ部門）にノミネートされた「SING SING（原題　読み：シンシン）」が、2025年4月11日よりTOHOシネマズシャンテほかで全国公開されることが決定した。 　本作は、米ニューヨークにある最重警備のセキュリティを誇るシンシン刑務所で行われている、収監者更生プログラムの舞台演劇を題材にした作品。出演キャストの85％以上がシンシン刑務所の元・収監者で、演劇プログラムの卒業生や関係者である俳優たちが本人役としても多数参加しているユニークかつオリジナリティあふれるプロジェクトだ。 　「ラスティン　ワシントンの『あの日』を作った男」で第81回ゴールデングローブ賞と第96回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたドミンゴが主演を務め、2度目のゴールデングローブ賞ノミネートを果たした。 　無実の罪で収監された男ディヴァインGは、刑務所内更生プログラムの舞台演劇グループに所属し、収監者仲間たちと日々演劇に取り組むことで、僅かながらの生きる希望を見出していた。そんなある日、刑務所いちの悪人として恐れられている男クラレンス・マクリン、通称“ディヴァイン・アイ“が演劇グループに参加することになる。そして、次に控える新たな演目に向けての準備が始まる。 　主演のドミンゴのほか、クラレンス・マクリン、ショーン・サン・ホセ、ポール・レイシーが出演。グレッグ・クウェダー監督がメガホンをとった。 　本作は、SXSW（サウス・バイ・サウス・ウェスト）映画祭で映画ファンの投票で選ばれる観客賞を受賞したほか、世界の映画賞で16ノミネート、10受賞を記録している。ゴールデングローブ賞の授賞式は現地時間1月5日に行われる。