弟夫婦と同時期に「ハイラックスサーフ」を購入しましたが、自分たちだけ自動車税が「7000円」も上がりました! これってどういう仕組みなんですか? なにか割引などされていたのでしょうか…?
「うちは自動車税が上がったのに、同じ年に同じ車を購入した人はなぜ上がっていないの?」と、自動車税の税額について疑問をもっている人もいるかもしれません。 自動車税は、車種や所有する年数によって税額が変わります。それではなぜ、同じ年に同じ車を購入した人の中で、値上がりするケースとしないケースがあるのでしょうか? 本記事では、自動車税の仕組みに触れつつ、なぜ一方の人しか税額が増えなかったのか解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
自動車税は2種類ある
自動車税は都道府県民税であり、図表1のように2種類の税金が存在します。 図表1
東京都主税局 税金の種類を基に作成 自動車税は、種別割も環境性能割も課税する都道府県によって金額や税率が異なります。 ハイラックスサーフはエコカー減税対象外の2500cc~3000cc未満であるため、東京都の場合は毎年5万1000円の税額がかかります。 ※型式2.7のハイラックスサーフを令和元年9月30日以前に初回新規登録した場合 なお、自動車税は車検時に法定費用として課税される「自動車重量税」とは別の税金です。
自動車税種別割が上がる仕組み
自動車税種別割は、一定年数を経過した、環境負荷が大きい自動車に対しての税金が重くなります。 自動車税種別割の負担額については、図表2のように増加します。 図表2
東京都主税局 自動車税種別割を基に作成 図表2のように、自動車税種別割は電気自動車やハイブリッドカーのようなエコカー以外は、初回新規登録から11年もしくは13年経過すると税金が上がります。 ハイラックスサーフは通常のガソリン自動車に該当するため、初回登録から13年後から15%税金が増えます。具体的に税額がいくらになるのか計算してみましょう。 5万1000円 × 15% = 7650円 5万1000円 + 7650円 = 5万8650円(13年経過後に課税される自動車税種別割) 初回登録から13年経過した後は、自動車税種別は毎年5万8000円程度払わなければならなくなります。