豪タクシーと配車ウーバーが和解 1人当たり330万円支払いへ
【シドニー共同】米配車大手ウーバー・テクノロジーズの進出により損害を被ったとして、オーストラリアのタクシー運転手らが賠償を求めた集団訴訟で、ウーバーが解決金計2億7180万豪ドル(約266億円)を支払う和解案で合意したと原告の弁護士が18日明らかにした。解決金は単純計算すると1人当たり約330万円となる。 原告はオーストラリアのタクシーやハイヤーの運転手ら計8千人以上。ウーバーによって「収入が減少し、(営業)免許の価値が損なわれた」として2019年に訴訟を起こしていた。ウーバー・オーストラリアは声明を出し「和解によって、これらの問題は名実ともに過去のものとなる」と強調した。