手間を極限まで減らす!フライパンで全て完結する「パン」の作り方
パン作りの「こねる」「発酵させる」「焼く」がフライパンひとつで!
3人のお子さんのお母さんとして子育てをしながら、料理家としての仕事のほか、ドーナツ専門店を主宰するゆーママさん。忙しい日々を過ごす中で「もっと簡単に、もっとシンプルにパンを焼けないか」と試行錯誤した末にたどりついたのが、フライパンで焼くパンです。 時間や手間を極限まで減らし、フライパンひとつでこねる~焼くまでを完結させているから、パン作りをしてみたい初心者の方でも安心。 今回は『フライパンでこねて焼くだけ。だから簡単!ゆーママの魔法のフライパンブレッド』から、基本のテーブルパンのレシピを紹介します。 フライパンひとつで完結!究極のシンプルレシピ ■基本のテーブルパン <材料>1個分・直径20cmのフライパン使用 A強力粉……200g A砂糖……20g A塩……3g インスタントドライイースト……3g Bぬるま湯……140g Cバター(食塩不使用・温めてやわらかくする)……15g 打ち粉(強力粉)……適量 <作り方> 【1】 ぬるま湯は水を耐熱カップに入れてラップをかけずに電子レンジ600Wで50秒加熱し、人肌くらい(35°C前後)に温めて作る 【2】 バターは耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけ、 電子レンジで40秒ほど加熱する。バターがやわらかくなっていればOK 【3】 フライパンにAを入れ、イーストを中央にのせてBをかける。 【4】 イーストがBを吸ったら箸でざっくり混ぜ、C を加えてひとまとまりになるまでさらにぐるぐる混ぜる。 【5】 指先を使って3分ほどこねる。生地をつまんでフライパンの底に押しつけながらダマをつぶす。 【6】 生地を丸くまとめ、フライパンにふたをして室温(25°Cくらい) で 30 分ほどおく(一次発酵)。 【7】 生地が 1.8 倍くらいにふくらんだら、打ち粉を薄くふり、 フライパンの中で生地をたたいてガスを抜く。 【8】 直径 15cm を目安に丸く平らになるように手で押し伸ばす。 【9】 フライパンにふたをして室温(25°Cくらい)で 30 分ほどおく(二次発酵)。 【10】 生地が 1.8 倍くらいにふくらんだら、ふたをしたままごく弱火で 7 分ほど焼く。 【11】 底面に焼き色がつき、フライ返しがスッと入るようになったらゆっくりと裏返す。 【12】 ふたをしてごく弱火で 7 分ほど、底面に焼き色がつき、生地の 中心のへこみがなくなるまで焼く。 フライパンで生地をこねるので、洗い物はほとんど出ません。指先で3分ほどこねるだけでOK!こね台に生地を広げたり、打ちつけたりする必要はなし。発酵もフライパンの中でさせます。フライパンの形で焼くため、成形もほぼしないで作れます。 パン作りをする方から見るとズボラな作り方に見えるかもしれませんが、どうぞご安心ください。企業のベーカリーで店長としてパン作りを基礎から学んだゆーママさんが、基本を応用しながら誰もが簡単に作れるレシピにアレンジしています。だから、こんなに簡単なのに、すごくおいしい! 今よりもっと簡単にパンを作りたい方、ぜひ一度お試しください。焼き立てのパンは、きっと家族も自分も笑顔にしてくれますよ。 ■『フライパンでこねて焼くだけ。だから簡単!ゆーママの魔法のフライパンブレッド』(扶桑社)
>>ご購入はAmazon ■松本ゆうみ(ゆーママ) 料理研究家、元パン職人。ドーナツ専門店オーナー。冷凍つくりおきアドバイザー。 雑誌や WEB メディアで活躍するほか、 企業のレシピ開発、 広告、 アドバイザー、 CMのフードスタイリングなども 務める。「きょうの料理」「3分クッキング」 などテレビ出演も多数。 近著に『ゆーママの簡単! 節約レンチンごはん』(ワン・パブリッシング刊)、『ゆーママ わが家の20年レシピ』(小社刊)、『ゆーママのあこがれ和食 : 冷凍作りおきでかんたん』(家の光協会刊) がある。著書は累計75万部。