「もずく」と「めかぶ」、「木綿」と「絹ごし」健康的にお得なのはどっち?食品選びの新基準「健康コスパ」を知ろう
レタス類でもこんなに違う!サラダに入れる葉物野菜の「健康コスパ」が高いのは?
レタス類の中で、レタスは淡色野菜、サニーレタス、リーフレタス、サラダ菜は緑黄色野菜に分かれます。淡色野菜、緑黄色野菜はベータカロテンの含有量で分類され、100gあたりのレタスのベータカロテンの含有量は240㎍、サラダ菜は2200㎍、リーフレタスは2300㎍、サニーレタスは2000㎍と大きな差があります。 「ベータカロテンの含有量はおおよそ10倍ほど違いますが、レタス類はさほど値段に差がありませんので、サラダに入れるとしたらリーフレタス、サラダ菜、サニーレタスを選んだ方が、健康コスパが上がります。 むくみ改善に働きかけるカリウムに関しても、レタスは200mgに対し、サラダ菜410㎎、リーフレタス490㎎、サニーレタス410㎎と2倍ほど違ってきます。カルシウムの含有量もレタスと比べると大体4倍近く(レタス19mg サニーレタス66mg)多くなっています。鉄分もレタスが0.3mgですが、サラダ菜は2.4mgと、ここでも8倍違ってきます。 レタスはビタミンCの比較対象として取り上げられることが多いですが、レタス100gに対し、ビタミンCは実は5mgしか入っていないんです。サラダ菜は14mg、リーフレタス21mg、サニーレタス17mgなのでビタミンC含有量も3倍から4倍高いです。えぐみや苦みが感じにくいレタスを好む方も多いですが、サラダ用の葉物野菜の健康コスパに関して、レタスは若干弱い結果です」
豆腐の違いは食感だけじゃなかった!?
絹ごし豆腐と木綿豆腐は食感の違いもあり、それぞれ好みや使う料理によって選ぶという場合も多いですが、豆腐については製造工程の違いが健康コスパの差につながります。 木綿豆腐は豆乳をにがり(凝固剤)で固めたものを一度崩し、型に入れて圧力をかけて押し固めて作りますが、絹ごし豆腐は豆乳ににがりを加えてそのまま固めるだけ。 水分を抜いて凝縮して作る木綿豆腐は、たんぱく質やカルシウムなど大豆本来の栄養素が多く含まれており、絹ごし豆腐に比べて、全体的に少しずつ栄養価が高くなっています。 反対に水分量が多い絹ごし豆腐は、栄養価はやや下がりますが、カロリーが低く、カリウムが多いのが特徴です。