冷凍お好み焼きは「栄養バランス食」 コンビニ研究家がナンバー1を決めた
風邪やインフルエンザなどの流行する、寒暖差の激しいこの時期。少しでも免疫力を上げようと、バランスのいい食事を心がけるが、ついつい忙しさと面倒くささで栄養が偏りがち…。 ■【画像】生地はふんわり、具はシャキシャキ。ランキング3~1位は■ ところが、お手軽な冷凍お好み焼きでこの悩みが解決するという。 「お好み焼きの生地の材料である小麦は糖質ですが、血糖値の急上昇を抑えるキャベツから食物繊維も摂れる。また、タンパク質を豊富に含むタマゴや、同じくタンパク質と疲労回復効果のあるビタミンBを多く含む豚肉など、お好み焼きは一枚の中で色々な栄養素を摂取できる食品なのです」(管理栄養士) セブンイレブンやローソンでの勤務経験を活かし、コンビニ研究家として『す・またん!』(読売テレビ)など地上波はじめ、各種メディアで活躍中の田矢信二氏は近年の冷凍食品・お好み焼き事情をこう話す。 「コロナ化でのリモートワーク以降、コンビニの冷凍食品コーナーは人気で、年々多様な商品が発売。近年の瞬間冷凍技術の進化により、お好み焼きの生地はフワフワ。キャベツの食感もシャキシャキで、本格的な味を楽しめます」 おにぎりやお弁当より長期保存が可能というのも、冷凍お好み焼きの大きなメリットだろう。 「ほとんどの冷凍お好み焼きは、テーブルマークという会社が製造しています。ここは冷凍うどんが有名な企業で、うどん(小麦)で培った冷凍食品のノウハウを、お好み焼きやたこ焼きに活かしています。一から作ると手間のかかるお好み焼きですが、冷凍の商品だと独り身の方や高齢の方でも手軽に食べられるという点が魅力ですね」(前同=以下・田矢氏)
■電子レンジでチンするだけで、できあがり
コンビニ大手3社の冷凍お好み焼6品を田矢氏が実食。ナンバー1決定戦を行った。 まず4位は、ファミリーマートの『旨み広がるふっくら生地の海鮮お好み焼き』(税込み・343円=以下同)だ。 「生地にふっくら感も加えるために山芋を使用しています。芳醇なソースがさらに、おいしさを引き立てています。どこから食べても海鮮の風味を感じられる逸品です」 お次の5位はローソンの『ふんわり海鮮お好み焼き』(343円)。 「刻んだキャベツの食感がおいしいです。イカやエビのうまみも感じられて食欲が湧きますね。甘めのソースとキャベツの相性が抜群の商品です」 続いて6位はファミリーマートの『ごろっと炙り豚肉が入ったお好み焼』(328円)をチョイス。 「厚切りの炙り豚肉が歯ごたえを演出。食材の歯ごたえと、全体的なバランスの良さが魅力です」 ここからはベスト3をご紹介。3位は『セブンプレミアム 広島お好み焼き』(494円)だ。 「本場広島の本格的なお好み焼きを味わえます。生地にイカ天が入って、よいアクセントになっています。他のお好み焼きとは違う、個性が際立った商品です」 2位に選ばれたのはローソンの『ふんわり豚玉お好み焼』(343円)。 「生地のふんわり感は格別で、口の中で溶けていきます。豚肉の旨味を感じるおいしさは、休日のちょっと贅沢な時間にぴったりですね。晩酌のお供にもぴったりです」 そして栄えある1位に輝いたのはセブンイレブンの『7プレミアム 海鮮お好み焼』(322円)。 「海鮮のうまみを濃厚に感じます。香ばしい生地と香り立つ青のりの風味はどんな場面にも合うのではないでしょうか。疲れて食欲がないという方にもおすすめです」 最後に田矢氏に今後の冷凍お好み焼きの行方についても占ってもらった。 「食品ロス問題があるコンビニですが、そう遠くない将来、通常のおにぎりやお弁当の売り場が縮小され、保存期間が長い冷凍食品が主流になるのではないでしょうか。その時には冷凍技術のさらなる向上と商品開発により、お好み焼きはさらにおいしさを増して登場するでしょう」 免疫力アップが期待でき、手軽に食べられる冷凍お好み焼きは、今後さらなる注目を集めそうだ。
ピンズバNEWS編集部