トランプ氏に関する特別検察官の報告書公開、控訴裁が認める
Andrew Goudsward [9日 ロイター] - 米アトランタの連邦控訴裁判所は9日、トランプ次期大統領が2020年大統領選の結果を覆そうとした疑惑に関するスミス特別検察官の報告書について、司法省による公開を認めた。早ければ来週にも報告書が公開される可能性がある。 報告書を巡り、トランプ氏の機密文書取り扱いに関して起訴されていた同氏の側近2人が進行中の法的手続きの妨げになるとして公開阻止を控訴裁に求めていたが、却下された。 司法省は控訴裁に提出した書類で、スミス氏の報告書の一部は、司法監督の責任を負う特定の議員に公開されると説明していた。 スミス氏はトランプ氏に関する2つの報告書をまとめた。ガーランド司法長官は当面、2020年の大統領選挙の結果を覆そうとした疑惑に関する前半部分のみを公表する予定としている。 報告書の公開部分にどれだけの新情報が含まれるかは不明。スミス氏と下院委員会はすでに、21年1月6日の連邦議会議事堂襲撃を含め、20年大統領選を巡るトランプ氏の行動に関する詳細な報告書を公表している。