最高額は誰だ! JリーグMF市場価値ランキング1~10位。2023年J1最強の中盤は?
明治安田生命J1リーグの2023シーズンは、ヴィッセル神戸が優勝した。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出したJ1のMF市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は11月28日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。各データは『Jリーグ』を参照。
10位:脇坂泰斗(川崎フロンターレ) 生年月日:1995年6月11日 市場価値:120万ユーロ(約1億6800万円) 2023リーグ戦成績:29試合9得点6アシスト 脇坂泰斗は、2018年に阪南大学からユース時代にも過ごした川崎フロンターレに加入し、2020シーズンからチームに不可欠な存在になった。2022シーズンからは、レジェンドである中村憲剛の背番号だった「14」を継承して、ピッチで活躍を続けている。 Jリーグ屈指とも言える技術を武器に、中盤の狭いエリアで勝負ができる脇坂。今季のアシスト数はリーグ6位となる6回、チャンスクリエイトは同4位の68回で、リーグ屈指のチャンスメイカーであることに疑いの余地はない。 もともと能力の高さに疑いはなかったが、背番号の重みなのか、2023シーズンはさらに責任感が増している印象で、リーダーの一人として川崎Fをけん引している。第27節・FC東京との多摩川クラシコではそれが前面に出ており、気迫のこもったプレーを披露。マルシーニョの決勝点を演出するパスも通して、チームの7試合ぶりの勝利に貢献した。 28歳の脇坂は、現在の市場価値が120万ユーロ(約1億6800万円)で自身最高額。2023シーズンの活躍を受けて、さらに市場価値が高まる可能性もありそうだ。
9位:マルコス・ジュニオール(サンフレッチェ広島) 生年月日:1993年1月19日 市場価値:120万ユーロ(約1億6800万円) 2023リーグ戦成績:18試合2得点2アシスト(横浜F・マリノス) 2023リーグ戦成績:6試合1得点2アシスト(サンフレッチェ広島) ブラジル人のマルコス・ジュニオールは、2019年に横浜F・マリノスに加入すると、Jリーグ1年目から大活躍。リーグ戦で15ゴールを挙げ、チームメートの仲川輝人とともに得点王に輝き、クラブの15年ぶりの優勝に貢献した。 その後も2020シーズンはJ1で11得点、2021年は同9得点と、コンスタントに活躍。陽気なキャラクターも手伝って、横浜FMの人気者になった。ところが、2022年はケガによる離脱と若手の台頭で急失速。まさかのリーグ戦無得点でシーズンを終えた。今季は途中出場が主となり、夏にサンフレッチェ広島へ移籍している。 すると、広島でのデビュー戦となった8月19日の川崎フロンターレ戦でいきなり1得点1アシストの大暴れ。すぐにヒーローとなり、のちにこのゴールは8月のJ1月間ベストゴールに選出された。 30歳のマルコス・ジュニオールは、2019年に市場価値が250万ユーロ(約3億5000万円)まで上昇した。現在はそのときの半分以下となっているが、依然としてJリーグ屈指の存在感を持ったMFだ。