最高額は誰だ! JリーグMF市場価値ランキング1~10位。2023年J1最強の中盤は?
6位:稲垣祥(名古屋グランパス) 生年月日:1991年12月25日 市場価値:120万ユーロ(約1億6800万円) 2023リーグ戦成績:33試合3得点1アシスト 2020年にサンフレッチェ広島から加入した稲垣祥は、名古屋グランパスが欠くことのできない選手の一人だ。 守備的MFとして中盤に君臨する稲垣は、堅守速攻を武器とする名古屋にとって生命線とも言える存在。実際、タックル数「120」という数字は今季のJ1でトップだ。身長176cmと際立って大柄というわけではないが、がっしりとしたフィジカルでデュエルに負けず、中盤の守備を引き締めている。 強いのはピッチ上のフィジカルだけでなく、タフさという面でも驚異的だ。6月には現アシスタントGKコーチの楢崎正剛の記録を抜き、124試合連続出場という偉業を達成。その後も常に先発でピッチに立ち続け、そのほとんどでフル出場という鉄人ぶりだ。 31歳という年齢で市場価値は減少傾向になるのが一般的だが、稲垣は今年1月の130万ユーロ(約1億8200万円)から120万ユーロ(約1億6800万円)に下がっただけ。名古屋の頼れる主将は、今後もチームの心臓としてピッチに立ち続けそうだ。
5位:樋口雄太(鹿島アントラーズ) 生年月日:1996年10月30日 市場価値:130万ユーロ(約1億8200万円) 2023リーグ戦成績:32試合3得点12アシスト サガン鳥栖の下部組織で育った樋口雄太は、2019年にプロデビューを飾り、2022年から鹿島アントラーズでプレーしている。 樋口の最大の武器は精度の高い右足だ。広い視野で遠くを見渡し、すぐにイメージどおりのパスを供給する能力があり、ミドルシュートも得意。樋口という最高のキッカーがいることで鹿島のセットプレーは相手にとってより脅威になっている。 鹿島1年目の2022シーズンに8アシストを記録していた樋口は、今季さらに進化して12アシストを記録。第33節終了時点でリーグのアシストランキングトップで、8月にはJリーグの月間MVPも受賞した。 市場価値は鳥栖時代から右肩上がりを継続している。鹿島加入時に50万ユーロ(約7000万円)だったところから、現在は130万ユーロ(約1億8200万円)になり、Jリーグ屈指のMFとして評価されるまでになった。このパフォーマンスを続けていれば、サッカー日本代表初招集が見えてくるかもしれない。